月1原発映画祭/交流カフェについて

☆月1原発映画祭/交流カフェについて☆

「「月1原発映画祭/交流カフェ」は原則として毎月第1土曜日に開催しています(変更になる月もありますので、HP等で事前にご確認ください)。
始まりは2012年5月で、以来毎月1回、原発に関連した映画・映像を上映し、併せて交流カフェを開催、ゲストを迎えてお話を聞いたり、意見交換・情報交換をしたり、日ごろの思いや疑問を語り合ったりする交流の場を提供しています。脱原発を願う人も脱原発に疑問を持つ人も含めて、いろいろな考えの方が気軽に参加できる会をめざしています。

会場はおもに東京の「谷中の家」(台東区谷中3-17-11)です。
(定員30名ほどの小さなスペースですので、予約をお願いしています。予約のない方はご入場いただけない可能性がありますので、必ず事前にご予約ください)

この会を始めたきっかけとなったのは、「原発都民投票」の実現をめざした活動でした。東京電力福島第1原発事故のあと、自分たちが使う電気を原発に頼るのかどうか、電力の一大消費地である東京都民1人ひとりが考え、意思表明できる場をつくりたいと願う人々が率先して、都内各所の自分の住んでいる地域で原発都民投票条例制定のための法定署名活動をおこないました。その結果32万を超える都民の署名が集まり、2012年6月の都議会で審議されましたが、結果は否決、原発都民投票は実現されませんでした。
けれども、この活動を通じてできた地域でのつながりを生かし、引きつづき情報交換をしていこうということから「地域から未来をつくる・ひがし広場」のネットワークができ、原発について継続して語り合っていく場として「月1原発映画祭/交流カフェ」が生まれました。

スタッフ募集

月1原発映画祭はボランティアで運営しています。月に1~2回のミーティングとふだんのメールのやりとりで、企画・運営を進めています。ご都合に応じて可能な範囲での参加でOKです。一緒にやってみようかな?と思われたら、どうぞお気軽にお問い合わせください!
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月1原発映画祭

月1原発映画祭ニュースレター第7号

■ 今月のトピック「映画で見るチェルノブイリ」

4月26日でチェルノブイリ原発事故から35年となります。そこで今月は、スタッフが選んだチェルノブイリ関連の映画を、それぞれのスタッフのコメントと共に紹介します。

●『子どもたちの夏 チェルノブイリと福島』2011年12月公開 監督:田野隆太郎


福島の原発事故から半年後にチェルノブイリと福島の様子を現地取材したドキュメンタリーです。
チェルノブイリでは当局からの圧力で事故後の避難が遅れ、多くの子どもが甲状腺ガンを発症しました。甲状腺ガンの手術を受けた女性へのインタビューでは、今は2人の子どもの母親になっており、2人がとても健康であることに感謝し、将来を前向きに捉えた発言をしていたのが印象的でした。しかし時々見せる表情からは、この発言が空元気であり、実は不安を感じ続けているようにも映ります。
原発事故から2ヶ月後に避難先から福島のいわきに戻ってきた、はるなちゃんのお母さんは次のように語ります。「何も対策が取られていなくて、教育の現場というのは、子どもの命を守ってくれる場所だと思っていた。そういう対策がされていないことにすごく驚きました。」
はるなちゃんは、子どもを守るネットワークと地域の人たちによって除染された公園で、事故後始めて公園で遊びます。無邪気に遊ぶはるなちゃんの姿から、本来ならごく当たり前の日常が、大人の身勝手さで当たり前ではなくなった様子を感じました。
チェルノブイリと福島に共通しているのは、どちらも被害を少なく見せようとしたり、何もしようとしない当局の圧力や姿勢です。子どもがその一番の犠牲となっている状況が伝わってきます。

・Amazon prime (会員は無料)
https://www.amazon.co.jp/dp/B08CSVZPZ2?tag=norikae0d-22&linkCode=osi&th=...

・U-NEXT (会員は無料)
https://www.video.unext.jp/title/SID0049559?cid=D33658&rid=SID0049559&ad...

●『Dear Fukushima, チェルノブイリからの手紙』

監督・脚本・撮影・制作:大竹研吾/2012年/75分/ロシア、ウクライナ

チェルノブイリに今後の福島への答えを探そうと、現地で事故当時の作業員や元原発所長、一般市民等を2012年に取材したドキュメンタリー。なかでもチェルノブイリの北東50キロに建設された代替都市、スラブチチに暮らす人たちの証言が興味深い。人口2万5千人の住民の半数近くがチェルノブイリ原発で働いているが、手厚い福祉政策のためか他の地域から新たに移住してきた若い世代も多く、活気のある都市に成長、その姿を福島への一つの回答として示す。映画の中で、チェルノブイリ事故経験者はみな口々に、福島に向けて励ましや助言を語っている。10年後の今の日本を彼らはどう見ているだろうか?

・視聴方法:amazon prime (レンタル330円他) 。DVD 5,280円
https://www.amazon.co.jp/DearFukushima-%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83...

●『チェルノブイリ・28年目の子どもたち』2014年公開 制作:白石草(OurPlanet-TV)


第33回月1原発映画祭で上映し、白石草さんにもゲストに来ていただいた映画です。
取材地は、チェルノブイリから140㎞西にあるウクライナのコロステン市。7年前の映像ですが今回見直して改めて感じたのは、日本政府が福島原発事故の被害を小さく見せようとするあまり、ひとりひとりの(特に子どもたちの)被ばく状況などにまったく向き合わず、対策をたてていないということでした。映画に登場する「チェルノブイリ法」「保養」「個人の被ばく線量管理とデータベース化」などは、日本では今だに制度がなく、「健康検査」は縮小されようとしています。なぜ日本は現実を認めて対策を取ることができないのでしょうか。

・Youtubeにて無料公開
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F1765
・映像報告に盛り込めなかった重要ポイントのまとめ
http://www.ourplanet-tv.org/files/QAsheet.pdf
・月1原発映画祭での白石さんのトーク(2015年1月)はこちらから
http://www.jtgt.info/?q=node/699

●『小さき声のカノン―選択する人々』 監督:鎌仲ひとみ/2015年/119分/日本


「放射線量が高くなってもそのまま住み続けて健康に影響はない」と日本政府は公式に言い続けている。チェルノブイリの原発事故でも、有名な教授の「ここで生活して大丈夫。何も心配しないように」との発言が社会全体に拡散され人々は安心した。しかし実際には10年以上経って甲状腺がんが急増し、子どもたちはその他にもさまざまな疾患に苦しんでいる。この映画は、子どもたちを原発事故による被曝から守ろうとする母親たちを描く。完成当時も見たけれど、今回再鑑賞して、人間の記憶はどんどん薄れていくと実感。原発事故が何を引き起こすか肝に銘じた。月1原発映画祭では2016年7月、8月と、この映画と並行して作られた鎌仲監督のミニドキュメンタリー「カノンだより」で、「被曝と保養」をテーマに現地の当事者たちからの声を聞いた。(8月にはゲストの鎌仲監督からお話をうかがいました)

・視聴方法:Vimeoで800円で視聴。DVD 4,950円。
https://vimeo.com/ondemand/canon
・チェルノブイリツアーなども含め現地からの声をレポートした『カノンだより』のDVDも上映権付きで購入可能(Vol.1〜Vol.3は2,200円、Vol.4は3,300円)
http://shop.kamanaka.com/?pid=64990121

●『サマショール 遺言 第六章』2020年3月公開 監督:豊田直巳・野田雅也


福島原発事故直後から飯舘村の酪農家、長谷川健一さん、長谷川花子さん夫妻を追う。捨てられる牛乳、殺処分される牛たち、そして、隣町・相馬市の酪農仲間、菅野重清の自殺。2014年に『遺言 原発さえなければ』として一章から五章まで3時間45分が一挙公開されたが、その後の第六章(113分)で長谷川健一さんはチェルノブイリに旅をする。30年たっても村は廃墟のままで、「自主帰還者」という意味の「サマショール」たちと出会う。村に帰るべきか否か、村は復興するのか、再び酪農はできるのか。苦悩し続ける長谷川さんだったが、チェルノブイリへの旅で未来の飯館村を見、サマショールたちに自分を重ね決意する。人が住めるようになるのは100年か、200年か、もっと先かもしれない。その日のために、長谷川さんは、飯館村で誰にも食べさせるあてのない蕎麦を育てる。月1原発映画祭では2017年1月8日、2月5日、3月5日と3分割して上映。第六章は2020年3月に1か月弱上映されて延期に。今年3月に全国上映され、5月からは各地で自主上映が始まる。

・月1原発映画祭での上映(2017年)
1月8日: http://www.jtgt.info/?q=node/1536 http://www.jtgt.info/?q=node/1630
2月5日: http://www.jtgt.info/?q=node/1598 http://www.jtgt.info/?q=node/1968
3月5日: http://www.jtgt.info/?q=node/1648
・『サマショール 遺言 第六章』 https://www.yuigon-fukushima.com/blank-1

*以上、チェルノブイリ関連の映画を紹介させていただきました。月1原発映画祭では上映のあとに、映画の感想などを語り合えるカフェを開いてきました。コロナウィルスの影響が無くなり上映会を開催できるようになったら、また皆さんと映画を見て語り合いたいと思っています。今回ご紹介した映画への感想などがあれば、eigasai2021★jtgt.infoまでどうぞお寄せください。←★を@に置きかえてください。
(文責:小林晶子)

■ 超ショートコラム「自分の言葉で答えよう」

「原発ないと困るでしょ」って言われたら?→
月1原発映画祭ニュースレター第6号で双葉町から避難され、今は埼玉県で農業をしていらっしゃる鵜沼久恵さんのことを知った。「自然災害と原発事故は違う」と話される鵠沼さん、その笑顔に諦念を感じた。
3月6日のEテレ「原発事故“最悪のシナリオ”〜そのとき誰が命を懸けるのか〜」を見て、事故当時、国の存立に響きかねない最悪の事態が起こり得る可能性があったと知った。東京に住む私達が避難せずに済んだのは偶然だ、と。原発に頼らないエネルギー施策の実現に国が全力を注ぎ、それを私達が不便があってもサポートする、それが国難を遠ざけるのではないか。(東京都・t-collage)

*次回からこのコーナーは「オンライン・カフェ 自分の言葉で伝えよう」として、原発に関する投稿を募集します。「原発ないと困るでしょ」「原発ゼロの主張は無責任」と言われたらあなたはどう答えますか? あるいは、下記の一行ニュースなどに対する意見、映画や本の紹介などを、200字程度でお願いします。名前/ペンネーム、住んでいる地名などは投稿された方の任意とします。月1原発映画祭の「交流カフェ」のつもりでお気軽に。
投稿の原稿はメールでeigasai2021★jtgt.info 宛にお送りください。←★を@に置きかえてください。

■一行ニュース

・NHK 柏崎刈羽原発 長期間テロ対策に不備 「最も深刻レベル」規制委 (2021/3/16)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210316/k10012918371000.html

・東電に是正措置命令へ 規制委、柏崎刈羽テロ対策不備で(2021/3/24)
https://www.asahi.com/articles/ASP3S4T21P3RULBJ016.html

・東海第二原発 再稼働認めず 水戸地裁判決(2021/3/18)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210318/k10012921701000.html

・国に賠償命令、8件目 いわき市の原発避難訴訟―福島地裁支部(2021/3/26)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021032601132&g=soc

・事故を起こしたのは東電なのに…「顔」も主体性も見えぬまま 原発処理水の海洋放出方針決定へ(2021/4/8)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/96486

■ インフォメーション

・ポレポレ東中野にて 特集上映《35年目のチェルノブイリ》 4月17日~30日
https://pole2.co.jp/coming/f9a7d487-b497-4852-bd5a-383bb39afbb6
本橋成一監督の新作『人間が汚した土地だろう、どこへ行けというのか』など多数上映

・映画『東京原発』 4月23日(金)23:59までGYAO!にて無料配信されています。
https://gyao.yahoo.co.jp/episode/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3...

■ 次回のニュースレター

次回のトピックは「小型家庭内太陽光発電のススメ」の予定です。
*ニュースレターのバックナンバーはこちらから
http://www.jtgt.info/?q=taxonomy/term/21

■ 月1原発映画の会

問い合わせ先  eigasai2021★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

月1原発映画祭ニュースレター第6号

■ 今月のトピック「原発避難者の今」

東日本大震災/東電福島第一原発事故から10年目の今月は、福島県の帰還困難区域と避難指示区域外の避難者の方々の現状を取り上げて、その一端をご紹介します。

【1】双葉町から避難した鵜沼久恵さんに聞く、この10年のこと、そしてこれから

事故原発の立地地域である双葉町は、事故当時の人口約7000人のうち1200人あまりが約250km離れた埼玉県加須市の旧騎西高校校舎へ町役場ごと集団避難、地域社会丸ごとの移転として注目されました。
震災前に双葉町で酪農を営んでいた鵜沼久恵さんは、この避難所で4か月近く過ごしたのちに借上げ住宅(福島県が借り上げた民間住宅)に移り、農地を借りて野菜作りを始めました。
その日々を追ったドキュメンタリー映画『原発の町を追われて 第3部 双葉町・ある牛飼いの記録』(堀切さとみ監督/2017年)を月1原発映画祭(@谷中の家)で上映し、鵜沼さんご本人にもゲストとして話をしていただいたのが3年前の2018年3月11日でした。

●原発の町を追われて 公式サイトより https://genpatufutaba.com/?p=1775

● 第59回 月1原発映画祭 http://www.jtgt.info/?q=node/2081

堀切さんは今も双葉町と避難した町民の取材を続けられています。鵜沼さんのところへもたびたび足を運んでいると聞いて、今回インタビューをお願いしました。できたての動画をお届けします。
     ↓ ↓ ↓
【双葉町から避難して10年~鵜沼久江さんに聞く】
(33分 2021/1/30 聞き手:堀切さとみ)
https://youtu.be/59VB2p36Rxg

双葉町はJR双葉駅周辺を「特定復興再生拠点区域」として除染・整備を進めています。
● 双葉町・特定復興再生拠点区域復興再生計画の概要
https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-4/saiseikyote...

昨年2020年3月4日にその一部を避難指示解除し(今年3月25日スタート予定のオリンピック聖火リレーのコースにも入っている)、来年3月には区域全体の避難指示を解除することになっています。
しかし、避難指示が解除されると、その地域からの避難を続ける人は「区域外避難者」となり、それまでの支援は終了になります。事故後に避難区域となった町村では、2014年から2020年にかけて徐々に避難指示解除が進められてきましたが、解除によって、就労補償金や住宅支援、慰謝料などがすべて打ち切られました。
「復興」を加速させて町民に帰還を促す施策が進むなか、「これからがもっと苦しくなる」と鵜沼さんはインタビューの終盤でおっしゃっています。

〈参考〉
● 「福島 双葉町 避難指示一部解除1年 どう取り戻す町のにぎわい」
(NHK NEWS WEB 2021/3/5)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210304/k10012896961000.html

● 「福島県双葉町 空から見た復興状況」
(双葉町公式チャンネル 2020/11/5撮影)
https://www.youtube.com/watch?v=dtbcijDidbs

【2】区域外避難者への住宅支援打ち切りで起こっていること

 
避難指示区域外から避難した(いわゆる「自主避難者」と呼ばれる)福島県民に対する国と福島県の唯一の支援は、住宅の無償提供でした。しかしこれが2017年3月で終了して区域外避難者は住まいを追われることになり、その後2年間は民間住宅の家賃補助(1年目は月3万円、2年目は月2万円補助、ただし所得制限あり)などの対策がとられたものの、2019年4月からはすべての支援が打ち切られました。
月1原発映画祭では打ち切り目前の2019年3月17日に『ふたつの故郷を生きる』(中川あゆみ監督)を上映、郡山から避難した松本徳子さんにお話をうかがっています。
● 第65回 月1原発映画祭 http://www.jtgt.info/?q=node/2380

今回、都内の原発避難者の会「むさしのスマイル」や支援団体の事務局を務める山根昭平さんに、この間の事情をうかがいました。
「支援打ち切り後は国も福島県も区域外避難者の調査をしなくなったために、その後の避難者の生活状況が見えなくなってしまった。
一方で、国家公務員住宅に入居している避難者が直面している問題がある。福島県は入居者に対して、2017年4月以降は公務員と同等の家賃を支払えば2年間まで住めるという特例を設けたが、2019年4月以降も退去しない世帯に損害金として2倍の家賃を請求した。契約継続を拒否されて払おうにも払えない、引っ越したくても引っ越せない様々な事情を抱えている県民に対して、福島県は訴訟を起こすという通告までしている。被害者の福島県が加害者の国と一緒になって県民を追い詰めている構図だ」
「10年たっても、まだこんなことが起こっていることを知っていてほしい。原発政策の矛盾がここにも現れている。住宅無償提供は〈災害救助法〉に基づいているが、入り口で住宅提供だけして、出口のところで救えていない。そこから出るための支援がまったくできていない。
そもそも、この法律は自然災害直後の応急的な救助として定められたものなので、原発災害には対応しきれない。放射能汚染という長期にわたる被害に対応できる法律をつくる必要がある」(2021/3/8 聞き書き)

〈参考〉
山根さんの話に出てくる国家公務員住宅の問題に関しては、次の2つの取材記事をぜひご覧ください。背景と現状がよくわかります。

● “湾岸タワマン”から福島の避難者が見た風景 ~東雲住宅は今
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210308/k10012903751000.html?utm_int=news_contents_tokushu_001 (NHK NEWS WEB 2021/3/8)
東京・江東区にある36階建ての公務員宿舎「東雲住宅」でこの10年に何が起こっていたのか、入居者、元入居者を丹念に取材している。

● 福島・原発事故の自主避難者をめぐって(取材:テレビユー福島 木田修作記者)
https://note.com/tbsnews/n/na84f687d2b23
国家公務員住宅の提供打ち切りをめぐる国の関与を明らかにした一連の取材:経緯、当事者への取材、支援者たちの動き、財務省と福島県との打ち合わせの記録のスクープなどが、わかりやすくまとめられている。

● 福島の避難者集計に3万人以上の差 県と市町村、手法ばらばら
https://onl.tw/sCmTp66 河北新報(2021/1/31)
福島県が現在約3万6千人としているのに対し、県内の各自治体集計の総数は少なくとも6万7千人超に上る。集計に3万人以上の差があるのは、県と市町村で集計方法がまちまちなため。

原発避難の問題の根は放射能汚染にあり、そもそも原発をなくすことが先決であることは、この10年を振り返れば(振り返らなくても)自明の理でしょう。
いまだに先が見えないと語る避難中の方がいて、それでも原発再稼働が進んでいるという現実をまずは受け止めて、これからのことを考える10年目の日としたいと思います。
(文責 植松明子)

■ 超ショートコラム「自分の言葉で答えよう」

「原発ないと困るでしょ」って言われたら?→
東日本大震災が発生する前、日本では54基もの原発が稼働中でした。ところが現在営業運転をしているのは川内と玄海の、3基だけで、原発が発電に占める割合は25%から6%台に大幅ダウンなんですって。2012年には原発が全く稼働していない時期もありましたよね。で、庶民の暮らしは、何か困りましたっけ?(台東区 西川直子)

*「自分の言葉で答えよう」のコーナーでは皆さんからの投稿を募集しています。「原発ないと困るでしょ」「原発ゼロの主張は無責任」などと言われたらあなたはどう答えますか? 200字以内、名前/ペンネーム、住んでいる地名などは投稿された方の任意とします。
投稿の原稿はメールでeigasai2021★jtgt.info宛にお送りください。←★を@に置きかえてください。

■ 1行ニュース

・千葉の原発避難者の集団訴訟 国にも賠償命じる 2審の東京高裁(2021/2/19)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210219/k10012876461000.html

・1、3号機格納容器の水位低下 福島第1原発、地震の影響か(2021/2/19)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021021901167&g=soc

・福島第一水位低下で注水量増へ(2021/3/5)
https://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210305/6050013682.html

・放射線防護の考え方「年1ミリシーベルト」削除へ〜放射線審議会 (OurPlanet-TV 2021/2/26)
http://ourplanet-tv.org/?q=node/2548

・途切れた配管、不十分だった心構え 原発事故から10年(朝日新聞 2021/2/27)
https://www.asahi.com/articles/ASP2W675CP2JULZU022.html

・3号機プール核燃料搬出完了 炉心溶融の建屋で初―2年で566体・福島第1(jiji.com 2021/2/28)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021022800261&g=soc

■ インフォメーション

・「提案型報道チャンネル・ボトムアップ!」開局のためのクラウドファンディング
『恐怖のカウントダウン~東海第二原発を止めたい』(月1原発映画祭で2019年7月14日に上映)の遠藤大輔監督がクラウドファンディングを実施中です。
「提案型ジャーナリズムの動画配信サイト! 開局を支援してください」
https://readyfor.jp/projects/bottomup-ch

・資源エネルギー庁がエネルギー政策の検討にあたって、国民からの意見を募集するべく、「意見箱」を設置しています。
https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommitte...

■ 次回のニュースレター

次回のトピックは「映画でみるチェルノブイリ」の予定です。
*ニュースレターのバックナンバーはこちらから
http://www.jtgt.info/?q=taxonomy/term/21

■ 月1原発映画の会

問い合わせ先  eigasai2021★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

月1原発映画祭ニュースレター第5号

月1原発映画祭ニュースレター第5号

■今月のトピック「電力会社乗り換えを考える」

2016年から家庭でも電力会社を自分で選択できるようになりました。2011年の福島第一原発事故を経て、原発に頼らない電力供給をと考え、すでに電力会社を乗り換えた方もいらっしゃることでしょう。
月1原発映画祭は、消費者の声をたくさん集めて持続可能な社会に向けてエネルギーの未来を変えていく「パワーシフト」の賛同団体になっています。「パワーシフト」ホームページには、電力会社の紹介や電力会社乗り換え体験談も掲載され、電力会社乗り換えを考えている方の参考になります。

*パワーシフトホームページ〜未来をつくる“でんき”のえらび方

https://power-shift.org

月1原発映画祭ではこれまで2回、「パワーシフト」事務局も務める国際環境NGO FoE Japanの吉田明子さんをゲストにお迎えし、電力会社の選び方をテーマにお話をうかがいました。

*吉田明子さんの「パワーシフト!自然エネルギーを重視する電力会社を選ぼう」の資料はこちら

http://www.jtgt.info/sites/default/files/2018-09-22-2.pdf

さて、今回ニュースレターを担当している阿部は、電力会社乗り換えなきゃと思いながら、怠慢のため行動にうつせていない派でしたが、私にもついに行動のときが訪れました。直接のきっかけは東京都の広報紙で見た「みんなでいっしょに自然の電気」キャンペーンです。「東京都って東京電力の大株主じゃないの? でも電力会社乗り換え応援するんだ」と興味がわき、キャンペーンに応募しました。

*「みんなでいっしょに自然の電気」キャンペーン

https://group-buy.metro.tokyo.lg.jp/energy/shutoken/home

今回が3回目となるこのキャンペーンは、東京都のほか、埼玉県、千葉県、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市の9都県市が連携して行っているものです。キャンペーン事務局がオークションで提示された料金メニュー提案から電力会社を選び、私たち登録者に提示 。見積もり内容を見た上で、実際に切り替えるかどうか決めるという仕組みです。なお、電力会社がオークションに参加するためには、①提案する料金メニューに、再エネ電気が年間総電力供給量の30%以上を占めること、②CO2排出係数が東京都平均を下回っていることの条件があります。

前回のキャンペーン参加者は約4,800人。今回は2月15日が応募締切ですが、先日、キャンペーン事務局から今回選ばれた電力会社(昨年に続き、ミツウロコグリーンエネルギー)と料金の見積もりの連絡が来ました。納得できたら①自然の電気30%以上プランか、②自然の電気100%プランを選んで、3月1日までに契約するかどうか決めることになっています(この後の経緯は次回以降のニュースレターでご報告します)。

昨今お得な料金プランや特典をセールス文句に乗り換えを勧められることも増えています。また今季の豪雪で、やっぱり原発がないと電気が不足する、あるいは電気代が高くなるなどの誤った知識をインプットするような声も大きくなっています。しかし原発を推進したい人たちの意見にすぎない可能性もあるので、きちんと検証していくことが必要です。パワーシフトでは電力市場価格(私たちが支払う電気代自体ではありません)が高騰していた一時期「切り替えは待って」としていましたが、1月最終週からの価格安定を見て再び「切り替え」を呼びかけています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

*電力市場価格高騰とパワーシフトについて

https://power-shift.org/210122_jepx/
電力会社乗り換えについて前出・FoE Japanの吉田明子さんからコメントをいただきました。
「電力自由化からまもなく5年を迎えます。20%近い人が電気を切り替え、そのなかで自然エネルギーの電気を選びたい、パワーシフトの声も少しずつ大きくなってきています。とくに2020年は若い人たちが気候危機への関心からパワーシフトにも関心を持ち、積極的に発信してくれたことが大きな希望です」

吉田さんは、いま国が行っている「エネルギー基本計画の見直し」について続けます。
「審議会での議論では、『技術を組み合わせて火力発電も使い続ける』『原子力は重要』などの声があがっています。これに対して、環境団体や若者団体などで、エネルギー基本計画見直しに声を上げるプロジェクト『あと4年、未来を守れるのは今』もスタート、署名や意見提出を呼びかけています」

*「あと4年、未来を守れるのは今」プロジェクトはこちら。

http://ato4nen.com

さて、市民電力に関する映画というとなんといっても『シェーナウの想い』。南ドイツのシェーナウという、人口2,500人の小さな町で、住民が原発に依存したくないと自分たちの電力会社を作ってしまうドキュメンタリーです。月1原発映画祭でも何度か見てきましたが、現在、Youtubeで全編視聴できます。
https://www.youtube.com/watch?v=g7FUorP4wAo&feature=emb_title

(文責:阿部)

■ 超ショートコラム「自分の言葉で答えよう」

「原発ないと困るでしょ」って言われたら?→「電力消費は減るし再エネもあるから困りません。むしろいらない放射能が増えるほうが困るでしょ」
「原発ゼロの主張は無責任」って言われたら?→「福島でもどこでも始末ができない放射能を増やすのこそ無責任」         (新宿区・瀬川嘉之)

◉ご寄稿ありがとうございました。この「自分の言葉で答えよう」のコーナーでは皆さんからの投稿を募集しています。「原発ないと困るでしょ」「原発ゼロの主張は無責任」などと言われたらあなたはどう答えますか? 200字以内、名前/ペンネーム、住んでいる地名などは投稿された方の任意とします。
投稿の原稿はメールでeigasai2021★jtgt.info宛にお送りください。←★を@に置きかえてください。

■ 1行ニュース

1. 関電大飯原発4号機が再起動 設置許可取り消し係争中(2021.1.15)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/80178

2. 原発立地、国の厚い支援延長へ 福島事故後初も議論なし(2021.1.19)
https://www.asahi.com/articles/ASP1L5TBJP1HULZU00J.html

■インフォメーション

1.「黒い雨はどこまで降ったか~気象専門家 増田善信の約束」YouTubeで公開
黒い雨動画作成チームの権上かおるさんから情報提供いただきました。昨年7月広島地裁で、放射能を含んだ「黒い雨」を浴びながら被爆者健康手帳を交付されていなかった人たちに、交付を認める判決が出されました。その判決で採用された調査の経緯を紹介した映画です。福一事故と健康調査の問題に重なることでもあります。ぜひご覧ください。
★動画はこちらから
https://youtu.be/FLVW5Lv1q8s

2. 原発の是非を問う国民投票を描いたフィクション映画『国民の選択』3月5日公開(宮本正樹監督からの情報です)
https://www.kokumin-movie.com/

3. 「3.11福島を忘れない」江古田映画祭開催(2月27日〜3月12日)
https://www.musashi.ac.jp/news/20210119-02.html?fbclid=IwAR30U9OiWP3_uzd...

4. FoE Japan オンラインセミナー開催(事前申し込み制)
・2月14日に10年目の福島(5)—原発事故避難 
https://www.foejapan.org/energy/fukushima/210214.html
・2月23日に10年目の福島(6)—原発事故避難者の生活は?−新潟県による検証が明らかにしたもの
https://www.foejapan.org/energy/fukushima/210223.html

■ 次回のニュースレター

次回のトピックは「原発避難者の今」の予定です。
*ニュースレターのバックナンバーはこちらから
http://www.jtgt.info/?q=taxonomy/term/21

■ 月1原発映画の会

問い合わせ先  eigasai2021★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

月1原発映画祭ニュースレター第4号

月1原発映画祭ニュースレター第4号

■今月のトピック「原発を止めた裁判官~その理由は~」

「・・・たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている」(2014年5月福井地裁「大飯原発3、4号機運転差止請求訴訟」判決文より)

このような判決を書いた樋口英明裁判官はどんな人なのだろうと思っていたところ、2017年に定年退官された後、各地で講演をされていて、その動画が何本かYouTubeに公開されていることを知りました。直近のものではありませんが、音声や資料画像が一番鮮明と思われる、こちらの動画を紹介します。ぜひご覧ください。

●「樋口英明さん講演:原発の危険性に向き合う裁判官の責任」

主催:老朽原発40年廃炉訴訟市民の会 2019.5.11ウィンク愛知にて(約70分)
https://www.youtube.com/watch?v=0cbq7ac11FY

●レジュメと資料が公開されています。(上記講演時のものではありませんが、基本的な部分は同じです)手元に置くと講演がよりわかりやすくなります。特に「表1」は必見です。

「樋口英明氏の講演会『原発訴訟と裁判官の責任』レジュメです。他の人に原発の危険性を伝える手段としてご活用を‼」
(伊方原発をとめる会HPより 2019.5.29)
http://www.ikata-tomeru.jp/?p=9342
写真下の「190526 樋口英明氏松山講演レジュメ」部分をクリックすると資料が開きます。

●講演に出てきましたが資料のない事柄について、2点補足します。

補足1)想定した耐震基準を超えて原発を襲った5回の地震(44分ころに言及されている)
① 2005年 宮城県沖地震 ➡ 女川原発
② 2007年 能登半島地震 ➡ 志賀原発
③ 2007年 新潟県中越沖地震 ➡ 柏崎刈羽原発
④⑤ 2011年 東北地方太平洋沖地震 ➡ 福島第一原発・女川原発
(参考図書『原発に挑んだ裁判官』より)

補足2)原発を止めることのできる5つの組織、役職(65分ころに言及)
原子力規制委員会/内閣総理大臣/県知事/市町村/裁判所              

講演動画については以上です。

●冒頭で紹介した判決の抜粋(要旨・主文の全文も)は、こちらで読むことができます。


http://adieunpp.com/download4link4/higuchpage/hanketsu_syubun.html
英・中・韓国語などにも翻訳されています。
http://adieunpp.com/download4link4/higuchpage/judgment_eng.html
(どちらも「福井から原発を止める裁判の会」HPより)

●しかし上記の判決は2018年にくつがえされてしまいます。樋口さんが関わったもうひとつの原発訴訟(高浜原発差し止め仮処分)と合わせて、簡単な年表にしました。

http://www.jtgt.info/?q=node/3095
(講演で言及された、山本善彦裁判長の訴訟についても入れました)

11年 3月 福島原発事故
12年 5月 泊原発が定期検査に入り、全国で稼働原発が0に
7月 大飯原発3、4号機が再稼働
11月 地元(と全国の)住民189人が関西電力を相手に「大飯原発運転差し止め」の訴えを福井地裁に起こし、樋口さんが担当の裁判長となる(他2名の裁判官とともに3名の合議体)
13年 7月 新規制基準が定められる
9月 大飯原発3、4号機が定期検査に入る。
樋口さん「もし危険とわかったら再稼働前に差し止めの判決を出さねば、とスピード感を持って審理に臨んだ」
14年 5月 樋口さん、大飯原発運転差し止め判決を出す(普通は5年以上かかる判決を1年半で)
⇒ 関電が控訴
12月 樋口さん、高浜原発3、4号機の運転差し止め仮処分も担当となる
15年 4月 4月1日に名古屋家裁へ異動となるも、「職務代行」制度を使い、前任地・福井地裁で高浜原発運転差し止め仮処分判決を出すことができた
12月 高浜原発運転差し止め仮処分取り消し(福井地裁 林裁判長)
16年 3月 高浜原発再稼働差し止め仮処分(大津地裁 山本裁判長)
⇒ 関電が高裁へ抗告
17年 3月 高浜原発再稼働差し止め仮処分取り消し(大阪地裁 山下裁判長)
樋口さん定年退官
18年 7月 大飯原発運転差し止め認めず(名古屋高裁 金沢支部 内藤裁判長)
20年 12月 大飯原発設置許可を取り消し(大阪地裁 森鍵裁判長)

参考図書『原発に挑んだ裁判官』
脱原発弁護団全国連絡会HP http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/20-12-2/
より抜粋して小林まとめ

●福島の事故後、原発差止を認めた裁判はこれだけあります。(脱原発弁護団全国連絡会HP)

http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/20-12-2/

そして先月、大阪地裁が、大飯原発設置変更許可の取り消しを認めたのは記憶に新しいニュースです。
https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/145000c

●もちろん福島事故以前にも、各地で原発に関連するたくさんの裁判が行われていました。

ニュースレター第3号でもご紹介した資料ですが、反対運動についての記述の後に[付録]として【主な原発訴訟】についてわかりやすくまとめられています。
https://ch-gender.jp/wp/?page_id=10773
原子力発電所建設との闘い―立地反対運動と原発訴訟(比較ジェンダー史研究会/富永智津子【年表4】)

●月1原発映画祭では2020年1月、大飯原発のある、福井県おおい町に暮らす人々の暮らしや思いを丁寧に描いた『彼らの原発』を上映しました。

http://www.jtgt.info/?q=node/2565

樋口さんの講演を聞いて何より驚いたのは、耐震設計基準の話でした。本当に怖いです。この地震列島では一日も早く原発を0にしなくてはいけないと改めて思います。
樋口さんはインタビュー(参考図書内)で「専門訴訟ではない。良識と理性の問題だ」と語られています。原発は高度な技術で作られていて一般の市民は手も足も出ないと思ってしまいがちですが、私たちは普通の常識と感覚を持って「原発は要らない」と言い続けていいのだし、まわりにそれを伝え続けていかなければならないと思いました。
樋口さんの判決も高裁でくつがえされてしまったように、今まで裁判所が完全に原発を止め続けたことはありません。が、原発を運転する側の安全神話や矛盾が、判決ごとに少しずつ明らかにされ、原発反対の世論を喚起したり、次の訴訟に影響を与えたりして、原発の運転差し止めを求める原告側は、「負け」ながらも少しずつ「勝ち」続けているのではないかと思いました。 (文責:小林)

●参考図書の紹介

・『原発に挑んだ裁判官』 磯村健太郎・山口栄二 朝日新聞出版

https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=21028

・『原発訴訟が社会を変える』 河合弘之 集英社

https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0802-b/

■ 超ショートコラム「自分の言葉で答えよう」

~「原発ないと困るでしょ」って言われたら?~

原発の経済性は、すでに破綻しています。経済性のない未来にすがりつくのではなく、どんどん再生可能エネルギーを実行する時代にとうの昔に入っています。この舵の切り替えは、EU諸国などでは、先進的な取り組みがなされています。エネルギーが足らないという宣伝とともに日本政府が、ただただ原発を捨てられないだけ。「原発なし」ができないのではなく、やらないのです。みなさん騙されないでください。 (権上かおる)

◆ 「自分の言葉で答えよう」への回答募集

このコーナーへの投稿を募集します。
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お題:
「原発ないと困るでしょ」って言われたら?
「原発ゼロの主張は無責任」って言われたら?
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■ 1行ニュース

1.福島に家族で移住なら200万円支給…原発周辺12市町村対象に支援金(2020.12.13)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20201212-OYT1T50304/?fbclid=IwAR1cUMy...

2.再稼働「環境整備」加速か 東商会頭ら、柏崎刈羽原発に(2020.12.15)
https://www.asahi.com/articles/ASNDG6VX8NDGUOHB001.html

3.寿都町に「核抜き条例」包囲網 核ごみ処分場応募に反発(2020.12.16)
https://www.asahi.com/articles/ASNDH7608NDHIIPE009.html
ニュースレター第2号に寿都町周辺自治体がわかる地図を追加しました。ご覧ください。
http://www.jtgt.info/sites/default/files/2020-12-09-1.pdf

4.日本、汚染水海洋放出の安全性広報に予算5億円策定(2020.12.16)中央日報日本語版
https://japanese.joins.com/JArticle/273440

5.青森・むつ市の核燃料貯蔵施設「共用」を検討、電事連が表明(2020.12.17)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/74881/

6.福島第一、高濃度の汚染部分が判明 廃炉工程見直しか(2020.12.29)
https://www.asahi.com/articles/ASNDY6J6SNDGULBJ013.html

■ 次回のニュースレター

次回のトピックは「電力会社乗り換えを考える」の予定です。

■ 月1原発映画の会

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月1原発映画祭ニュースレター第3号

月1原発映画祭ニュースレター第3号

■ 今月のトピック「三重県芦浜原発阻止20年…原発の断りかた」

● 今回は、原発建設に反対してとめた、芦浜の希望あるお話です。なぜ今芦浜原発なのかというと、私は名古屋の生まれで、3.11を東京で経験した私と、名古屋の友人との間には、何かしら温度差があると、常々感じていました。そうしたら、久しぶりに名古屋からやってきた友人が「自然エネルギーは不安定だし、私は、原発賛成」と言ったのでびっくり。そういえば、三重県の尾鷲の方で原発計画があったな、三重原発や伊勢原発の可能性もあったのかもと、調べてみたら、以下の本に出会いました。

● 『原発の断りかた ―ぼくの芦浜闘争記―』

【Amazon】

https://www.i-nagi.com/book_asihama/
元高校の英語の先生で、立地予定地の南島町と伊勢市で教えていた柴原洋一著。伊勢でタウン誌を発行している月兎社(げっとしゃ)の発行です。発行日は、2020年2月22日で、当時の北川正恭三重県知事が芦浜原発白紙撤回を宣言した2000年2月22日からちょうど20年の日にあたります。手書きタイトルとざっくりしたイラストの装丁も素敵でおすすめです(1,650円:税込)。

【内容紹介】

芦浜は、三重県伊勢市と尾鷲市の間にあり、中部電力が建設しようとした芦浜原発に対する反対運動は、第1回戦(1963年~1967年)と第2回戦(1984年~2000年)がありました。第1回戦は国会議員団の乗った巡視船を漁船約370隻が包囲。逮捕者まで出て、当時の田中覚三重県知事が原発計画断念を宣言。第2回戦は、漁協の総会を住民2,000人が取り囲んで開かせず、さらには三重県の有権者142万人のところ、81万人の反対署名を集め、北川正恭三重県知事が推進白紙撤回を表明するに至りました。

筆者の柴原洋一さんは原発計画をとめたのは南島町の漁民であり、都市住民、県民はそれを支えたのだと言います。そうしたらなんと、その、原発に反対した三重県南島町古和浦(こわうら)の漁民、小倉正巳さん、小倉紀子さん夫妻らを中心に描いた映画『原発夫婦』が、発表されたばかりだったのです。

【地図】三重県、和歌山県で原発をつくらせなかったまち


http://www.jtgt.info/sites/default/files/2020-12-07-1.pdf

● 映画『原発夫婦』https://genpatsu-fufu.info/

https://www.masabumi.net/directors-works/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%A4%AB%E5%...

2020年、78分、
監督:内谷正文(うちや・まさぶみ) 1969年神奈川県生まれ。埼玉県在住
監督の内谷正文さんは、俳優であり、モデルであり、薬物依存症の啓発活動も当事者として行っているという経歴の持ち主。長編映画は、2作目です。もし可能になったら、月1原発映画祭でもぜひ上映会を開き、内谷さんを招いてみたいものです。

なお、内谷さんが『原発夫婦』を撮ることになったのは、2018年5月、東京新宿のスタジオで上演された芦浜闘争を描く舞台劇『夜明け前、私たちは立ち上がる。』で、古和浦漁協の反対派理事を演じたことが縁となって小倉夫妻を知り、その生き方に惚れ込んだからだそうです。

● 芦浜原発阻止20周年記念シンポジウムとして、2020年2月24日(月・休)、三重県津市にて「三重県に原発がない理由」が開かれました。



http://nonuclear-mie.blogspot.com/2020/01/224.html
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/468354
こちらで当日の録画を見ることができます。

「2.24芦浜原発白紙撤回20年記念イベント 三重県に原発がない理由(わけ)」
主催:原発おことわり三重の会
登壇者:
平賀大蔵(第3代「鳥羽市立『海の博物館』」館長。1953年南島町方座浦生まれ)
中村和人(「南島町原発反対の会」事務局長。1959年方座浦生まれ)
乙部一巳(元三重県議会議員、元自民党県議団長、元党県議会芦浜原子力発電所設置問題検討委員会会長。1933年生まれ。津市)
小倉紀子(原発反対女性団体「古和浦郷土を守る有志の和」の結成に参加。美容師。1942年生まれ。南島町古和浦)
柴原洋一(『原発の断りかた』著者。1953年三重県浜島町生まれ。元高校英語科教員。三重県伊勢市)
元自民党県議団長も芦浜原発をとめた一人として登壇しているのが興味深いです。映画『原発夫婦』短縮30分版も上映されました。

● 全国で原発建設をとめさせた市・町はいくつあるか

原子力発電所建設との闘い―立地反対運動と原発訴訟(比較ジェンダー史研究会/富永智津子【年表4】)
https://ch-gender.jp/wp/?page_id=10773

30以上の立地予定地で原発建設を阻止しています。あるいは、闘いが続き、建てさせていません。なぜ、阻止できたのか、特に女性の活動に注目し、丁寧に分析・検証した年表です。

三重県でも、熊野原発、海山原発、紀伊長島原発の計画がありましたが、漁民の反対で建設されませんでした。和歌山県側でも、那智勝浦、古座、日置川、日高町古浦、日高町阿尾で漁民から反対運動が起こり、原発建設を阻止しています。月1原発映画祭でも、2014年11月1日(土)に『祝(ほうり)の島』(纐纈あや監督) http://www.jtgt.info/?q=node/633 を上映しています。瀬戸内海の山口県祝島では、1982年以来、対岸の上関原発に対する反対運動が続き、いまだに建設を許していません。

日本では1966年以来、17カ所57基の原発が建設されてきましたが(ただし12月6日現在稼働中なのは玄海原発2基と川内原発1基の計3基)、それ以上の原発が阻止されてきたのです。先人の熱い思いと、無数の勇気ある人々に学び、希望につなげていきたいと思いました。

文責:西川直子


■ 超ショートコラム「自分の言葉で答えよう」

~「原発ないと困るでしょ」って言われたら?~

生活や職場から、生活の手段のひとつである電力が急に消えたら困る。でも電力は100%原発で賄ってるわけではない。そしてただ、困る、という意味では、原発立地で住む場所から離れなくてはならなかったり、汚染水で漁業ができなくなったりする人の「困る」と比べると、原発がなくて考えられる「困る」の比ではない、と思う。だから私は原発ではない電力とエネルギーを考えていきたい。(台東区・井上)


◆ 「自分の言葉で答えよう」への回答募集

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お題:
「原発ないと困るでしょ」って言われたら?
「原発ゼロの主張は無責任」って言われたら?
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■ 1行ニュース

1.宮城知事、女川原発再稼働に同意 震災被災地で初 (2020/11/11)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66082720R11C20A1000000/

2.鹿児島川内原発1号機 発電と送電を開始 全国初のテロ対策施設完成で (2020/11/19)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201119/k10012721691000.html

3.高浜原発の再稼働、地元町議会が同意 老朽原発で全国初 (2020/11/25)
https://www.asahi.com/articles/ASNCT3QFJNCMPTIL00C.html

4.洋上風力、事業者選定開始 再エネ切り札、電力・商社応募へ (2020/11/28)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020112701016&g=soc
生活クラブの風車もこのあたりにあります。
https://seikatsuclub.coop/news/detail.html?NTC=0000048626

5.大飯原発、設置許可取り消し認める 大阪地裁判決 (2020/12/4)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66993600U0A201C2AC8000

■ 次回のニュースレター

次回のトピックは「原発を止めた裁判官~その理由は~」の予定です。

■ 月1原発映画の会

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月1原発映画祭ニュースレター第2号

月1原発映画祭ニュースレター第2号

■ 今月のトピック「『核のごみ』最終処分場」
~文献調査に応募した北海道寿都町-ある地元団体の動きを報告~

「核のごみ」の最終処分については、第18回月1原発映画祭(2013年)で、フィンランドが世界に先駆けて着工した高レベル放射性廃棄物の最終処分場「オンカロ」を取り上げた映画「100,000年後の安全」を上映しました。
http://www.jtgt.info/?q=node/375

今年8月13日、北海道の寿都(すっつ)町が高レベル放射性廃棄物処分場選定についての文献調査の応募を検討していることが報道され、10月8日に正式に応募しました。9月、共同通信が町民100人に行ったアンケートによると、応募の賛否で反対が57%。最終処分場の受け入れについても反対が67%という結果でした。
https://www.kanaloco.jp/news/culture/bunka/article-227196.html
町民の反対にもかかわらず応募した背景については、様々な見方があります。
*北海道で「核のごみ処分場」に続々手が挙がる訳 
~背景には人口減や財政難など複雑な事情がある 東洋経済2020/10/9
https://toyokeizai.net/articles/-/379957
*「核のごみ」問題、北海道で起きる深刻シナリオ 
~ 寿都町、神恵内村が最終処分場の調査に応募 東洋経済 2020/10/14
https://toyokeizai.net/articles/-/381285

今月のトピックでは、町の動きに応じて8月27日に近隣市町村の住民により立ち上がった団体「北海道子育て世代会議」に注目しました。

〇 基礎知識1:寿都町の位置

寿都町は小樽市などのある後志(しりべし)管内にある。日本海に面し、対岸に直線距離約35キロで泊原発を望む。寿都町役場から札幌駅までの直線距離は約100キロある。

〇 基礎知識2:経緯

*2000年:「北海道における特定放射性廃棄物に関する条例」
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kke/bunkencyosa.htm
*寿都町での動き(2020年8月13日~11月11日):
http://www.jtgt.info/?q=node/2997
寿都町、近隣町村、道庁など、さまざまな立場からの動きを時系列でまとめてあります。

【「北海道子育て世代会議」の動き】

★8月27日、子育て世代や若者がまちづくりに参画していくことで持続可能な社会を実現していくことを目指して、任意団体として「北海道子育て世代会議」(以下、子育て会議)設立。メンバーは、寿都町に隣接する島牧村や黒松内町、また小樽や知床に住む子育て世代の人たち。
https://peraichi.com/landing_pages/view/kosodatesedai

★8月28日:片岡町長に要望書を提出 
1. 寿都町民、近隣市町村、全北海道住民に対し、書面での情報公開をすること
2.公開質問、議論を行うことのできる機会を設けること
3.18歳までの子どもたちに、彼らが理解できるような説明と十分な質疑応答の時間を設けること
4.文献調査への応募に関する全道の道民投票
この要望に町が応答しないのなら、「私たちは文献調査に反対します」と表明した。

★9月3日:町長から回答書を受け取る
提出時および、回答書を受け取った時のメンバーの感想の座談会を公開。
https://www.youtube.com/watch?v=1ky01faDtXM

町長の回答は「文献調査に移ってから要望書の1-3に対応する」との内容。メンバーは、要望と回答は一致していないと認識。思いを話し合った。

★9月13日・27日、オンライン勉強会を開催。
【よくわかる核のごみ“1”初級編】核ごみをウンチとオマルで例えたら?!核燃料サイクルと処分場のヒミツ
https://www.youtube.com/watch?v=ZrsRsaj1O30&t=3s

【よくわかる核のごみ“2”中級編】20億は私たちの電気代だった!?処分場行きの特急列車、途中下車はできません?
https://www.youtube.com/watch?v=J_PX-wuyqT8&t=719s

★10月17日、「小さな町の小さなマルシェ2020」内での青空トークセッション(島牧村)
https://www.youtube.com/watch?v=nonW4wCbHY0

公開質問状への町長の回答や8日の文献調査応募表明を受けて、メンバーが思いを話し合った。
*10月6日に町長へ提出した公開質問状
https://www.facebook.com/hokkaidokosodate/photos/pcb.134683111700868/134...
**マルシェを終えて。子育て会議事務局長で、黒松内の自然学校スタッフの佐藤ふたみさんのコメント:「文献調査への応募には残念な気持ち、悔しい気持ちもあったものの、マルシェのような明るいエネルギーで未来を作っていきたいと前向きな気持ちで話し合えました。また、メンバー同士が繋がるきっかけになり、お金を至上のものとするのではなくそれ以外の価値観を大事に楽しく生きていきたいよねという、私達が思い描いている未来をかたちにしているのもマルシェです。メンバーが初めて全員揃った嬉しさ、会場から応援のメッセージをもらった嬉しさや寿都町長をお誘いして実際にマルシェに来てくれた歩み寄りの嬉しさ、なんかも私達は感じていました」

★11月3日、寿都自然エネルギーフェス「風を感じて」オンラインイベント
https://www.youtube.com/watch?v=JSjAiAfN6Vs

〇 参考:この動きを地質・環境の視点で解説した講演会の記録

☆8月29日:南後志の環境を考える会「寿都・黒松内の地層について 持続可能な未来づくり(SDGs)の視座から見た原発と放射性廃棄物の最終処分の在り方」
北海道教育大学岩見沢校教授、日本環境教育学会北海道支部長・能條歩さん
https://www.youtube.com/watch?v=a_9B7Kb2_lU

*子育て会議の特徴をよく表していると思ったのは、10月17日の動画内であった「『(そんな未来に)しない』じゃなくて『どんな未来にしたいか』(で活動している)」というコメントです。彼らはこの8月以前からも、そのような思いで北海道の大地と向き合ってきた。そして子どもたちに伝える機会を持っている。関心と議論が世代やコミュニティを超えて広がる可能性を感じました。

文責:井上優子

■ 超ショートコラム「自分の言葉で答えよう」
~「原発ゼロの主張は無責任」って言われたら?~

無責任と言う理由は、電気が足りなくなるから? 今稼働中の原発は1-2基。でも電気は足りています。火力発電を増やしているのは事実。だけど原発は通常運転でも死の灰を出し、事故が起これば近づくこともできない。人間が扱ってはいけない原子力だから、そして地震大国だから、やめない方が無責任。安全な自然エネルギーを増やしていきましょう。立地地域の雇用について無責任と言うなら、廃炉作業で40年、雇用を守れます。(文京区 小林晶子)

◆「自分の言葉で答えよう」への回答募集

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■ 1行ニュース

・宮城県知事、女川原発再稼働同意へ 被災地初、県議会賛成で年内表明(2020年10月14日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9e557416bc0bb4f67dd3b8d5dea6046c0318c5c

・海洋放出、月内に決定の報道後、見送りへ。福島第一原発トリチウム水(2020年10月24日) 
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020102300850&g=soc

■ 次回のニュースレター

次回のトピックは「原発の断りかた…三重県芦浜原発阻止20年」の予定です。

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月1原発映画祭ニュースレター 第1号

月1原発映画祭ニュースレター 第1号

■ 今月のトピック「いばらき原発県民投票のその後」
2019年7月14日(日)に第68回の月1原発映画祭/交流カフェで『恐怖のカウントダウン~東海第二原発を止めたい』を上映しました。

http://www.jtgt.info/?q=node/2451

当日、いばらき原発県民投票の会の事務局長である曽我日出夫さんにもゲスト参加していただき、いばらき原発県民投票についてお話をうかがいました。いばらき原発県民投票は、東海第二発電所の再稼働の賛否を問う県民投票条例の実施を求めた、住民直接請求を行おうという活動です。

注:住民直接請求とは参政権の一つであり、有権者総数の50分の1以上の署名をもって代表者が地方公共団体の長に請求できるものとして地方自治法で定められているものです。住民直接請求の署名集めは、代表者以外には受任者と呼ぶ登録を行った住民以外は行えません。住民直接請求の署名集めは開始日から2ヶ月以内とされていますが、この期間内に選挙が行われる地域については署名期間が延長されます。

曽我さんの第68回の月1原発映画祭でのトークは、以下のYouTubeのリンクで視聴できます。

https://www.youtube.com/watch?v=W7QyZoDul4w&t

元々、月1原発映画祭は2012年の東京電力管内の原子力発電所の稼働を問う原発都民投票の署名集めに参加した受任者が集まり、コンスタントに原発に関する映画の上映を行うことで活動を継続しようとスタートしたものです。原発都民投票と同様の住民直接請求の活動が茨城県でも行われるということで、スタッフとしてワクワクしながら曽我さんのお話をうかがいました。また、東海村を抱える茨城県ならではの事情や課題など、都内とは異なる面が大きいのだなと感じました。

曽我日出夫さんのトークの時点では直接請求の署名活動は計画段階でしたが、周到な準備期間を経て2020年の1月6日より署名活動がスタートしました。その後のいばらき原発県民投票による主な活動の状況は以下の通りです。

・2020年1月6日 住民直接請求の署名開始
記者発表の様子は次のYouTube動画をご覧ください。

https://youtu.be/_VZk4eqixPo

・2020年4月12日 全市町村での署名収集を終了
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、無事に、直接請求に必要な有権者総数の50分の1以上の署名が集まりました。

https://youtu.be/slf0lAVRzik

・2020年4月22日 全44市町村の選挙管理委員会に、署名簿の本提出
提出した署名は、計90,899筆!

・2020年5月25日 県民投票条例の制定を知事に本請求
「東海第二発電所の再稼働の賛否を問う県民投票条例」の制定を求める請求書が、知事に対して提出されました。
請求書に添えた署名は、計86,703筆(※)。法定必要数(48,601筆)の1.78倍でした。

※ 選挙管理委員会に提出署名から、無効や重複などを除いた有効数

・2020年6月8日 県議会における請求代表者の意見陳述
http://ibarakitohyo.net/wp/wp-content/uploads/2020/06/speech.pdf

・2020年6月23日 県民投票条例案否決
残念ながら、6月23日の県議会本会議において、県民投票条例案が賛成5、反対53で否決されました。
http://ibarakitohyo.net/wp/2020/06/23/result/

https://youtu.be/PciBka8Tisw?t=471
※ 動画は00:07:50からのスタートです。

・2020年7月5日 緊急シンポジウム「県民投票フェスvol.9:6月議会を振り返る」開催
緊急シンポジウムの当日の様子は次のYouTube動画をご覧ください。

https://youtu.be/yiGky-fGKm4

次のリンクに緊急シンポジウムに関する東京新聞の記事があります。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/40172

茨城県議会の審議経過については以下の記事があります。
<東海第二原発 再考再稼働>議会は県民の利害代弁を 筑波大准教授・佐藤嘉幸さん
https://www.tokyo-np.co.jp/article/47121

・2020年7月6日 県議アンケート結果
茨城県議会議員全59名への、アンケート調査の結果が公開されました。
http://ibarakitohyo.net/wp/2020/07/06/enquete/

いばらき原発県民投票は、県議会で県民投票条例案が否決されるという残念な結果となりましたが、必要数を大幅に上回る署名が集まったことは大きな成果だと思います。原発に対する県民の意識がそれだけ高まったということであり、そのためのさまざまな工夫は、さらに他の地域でのこうした活動に活かされていくことでしょう。今後の展開に期待したいと思います。

担当:工藤智行

■ 超ショートコラム「自分の言葉で答えよう」
〜「原発ないと困るでしょ」って言われたら?〜

使わないと決めるところがスタート地点

確率がどんなに低かろうと、いったん事故が起きてしまえば多くの人の「普通の生活」が奪われることを福島第一原発の事故で私たちは知った。もしそれが自分自身のことだと思うと、いや、それがたとえ他の誰かのことだとしても耐えられない。技術開発によって人はさまざまな課題を解決してきた。原発をゼロにすると決めることから、新たな方策を生み出せるのではないか。(練馬区 阿部峰子)

◆ 「自分の言葉で答えよう」への回答募集
このコーナーへの投稿を募集します。
→200字以内、名前/ペンネーム、住んでいる地名などは投稿された方の任意とします。

お題:
「原発ないと困るでしょ」って言われたら?
「原発ゼロの主張は無責任」って言われたら?

投稿の原稿はメールでeigasai2020★jtgt.info宛てにお送りください。←★を@に置きかえてください。

■ 1行ニュース
・仙台高裁が事故に対する国の責任を認める(2020年9月30日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200930/k10012641371000.html
https://www.asahi.com/articles/ASN9Z4RD6N9SUGTB00S.html

・河合弘之監督の映画『日本と再生』YouTubeでの無料公開が始まっています。
http://www.nihontogenpatsu.com/news/freerelease_renewable_energy.html

・北海道寿都町が「核のごみ」最終処分場の文献調査に正式応募(2020年10月9日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201009/k10012655301000.html

■ 次回のニュースレター
次回のトピックは「核のごみ」最終処分場文献調査に名乗りを上げた北海道寿都町の話題を取り上げる予定です。

■ 月1原発映画の会
問い合わせ先  eigasai2020★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

月1原発映画祭ニュースレター 第0号(開始のお知らせ)

「月1原発映画の会」スタッフの小林です。

新型コロナウィルス感染拡大のため、3月1日に予定した上映会中止をお知らせしてから半年が過ぎてしまいました。

その後、何のお知らせも発信できなかったことをお詫びいたします。

さまざまなイベントや会合が対策を工夫しながら再開されています。

が、月1原発映画祭については、常設会場である谷中の家の状況や、ご高齢の参加者も多いことなどから、再開はまだ時期尚早と、スタッフ一同判断しています。

安心して以前のように集まれるのは、ある程度先のことになりそうです。

でもそのあいだも、原発のこと、福島のこと、これからのエネルギーのことなどを、皆さんと考え続け、情報を共有していきたい。

私たちスタッフはオンラインミーティングで話し合い、「月1原発映画祭ニュースレター」を発信していくことにしました。

来月から、毎回ひとつのトピックにしぼって、(もともとが映画祭なので)映像中心に情報をお届けします。

「いばらぎ県民投票」「寿都町の高レベル放射性廃棄物最終処分施設調査受け入れ問題」「原発の誘致を断った町」などのトピックで、現在それぞれの担当スタッフが情報収集中です。

また、皆さまからのコメントや情報も、追々掲載していく予定です。

ニュースレター第1号の発信は10月11日ころを予定しています。

2020年3月1日(日) 第72回 月1原発映画祭/交流カフェ 『日本一大きいやかんの話』上映+矢座孟之進監督トーク

2020年2月22日(土) 大変残念ではありますが、3月1日(日)に予定していた、第72回月1原発映画祭『日本一大きいやかんの話』上映+交流カフェの中止、延期をお知らせいたします。

新型コロナウィルスの感染が広がり、「屋内で、人との距離が近く、一定時間を過ごすイベントはリスクが高まる」と報道されました。月1原発映画祭は、小さい会場で近い距離で、ともに映画を見たり語り合ったりすることに良さがあると思っています。なんでも一律に中止するべきだとは思っていませんが、消毒、換気、マスクなどの対策をとって心配しながらこの時期に集まるよりは、延期をして、また新たにお誘いすることとなりました。

延期の時期は未定ですが、決まり次第ご連絡いたしますので、今後とも月1原発映画祭をよろしくお願いいたします。

なお、今回上映予定だった『日本一大きいやかんの話』は、3月6日、7日、8日に、練馬区の江古田映画祭にて上映されます。特に7日(土)は、映画上映のあと、矢座孟之進監督と、原子力資料情報室の西尾漠さんの対談も予定されています。江古田映画祭は今のところ予定通り開催されるようですので、どうぞお出かけください。

ギャラリー古藤 http://furuto.info
江古田映画祭 https://www.facebook.com/ekodaeigasai/?ref=bookmarks


次回の月1原発映画祭は『日本一大きいやかんの話』を上映し、監督の矢座孟之進さん(現役の高校2年生)をゲストにお招きします。
もうすぐ東日本大震災と福島原発事故から9年。あの日、まだ小学校低学年だった矢座さん。
中学生のときに受けた授業をきっかけに、原発について、エネルギーについて考え、対話するための映画を、同級生とともに作りあげました。
イラストやアニメーションも使ったわかりやすい解説場面、賛成派・反対派に偏らない取材先、動画に慣れた世代ならではのテンポの良い映像。
同世代の高校生に見てもらいたいと、50分間(授業時間)にまとめてあります。
特に今回は若い世代の参加大歓迎です。ご家族、お知り合いも誘って、ぜひご参加ください。

第72回 月1原発映画祭/交流カフェ

『日本一大きいやかんの話』上映 + 矢座孟之進監督トーク

■日時:2020年3月1日(日)13:00〜16:00(開場12:30)

13:00〜13:50 『日本一大きいやかんの話』上映
14:00〜14:40 矢座孟之進監督トーク
14:50〜15:50 交流カフェ(監督とともに)

■参加費/定員

・上映+トーク 1000円(高校生以下無料)/定員30名
・交流カフェ 500円(1ドリンク+軽食付)/定員20名
   今回は監督が高校生のため、ワインの用意はありません。

■映画『日本一大きいやかんの話』について

2011年以降、原発を使うか否かの議論は止まる所を知らない。そんな中、賛成派と反対派の橋渡しをするため、また、日本の若年層のこの問題に対する意識の改革を行うために東京の高校生3人が立ち上がった。
このドキュメンタリーは、東京電力などの企業、フランスの原子力参事官などの政府、原子炉工学を専門とする科学者にインタビューしたり、自らの足で福島やアメリカに行ったりするなどして制作した。
今、日本はエネルギーの選択をしなくてはいけない。その答えはどこにあるのだろうか。
予告編はこちら https://youtu.be/hni9ZQryPjg
(2019年/日本/50分)

■矢座孟之進(やざ たけのしん)監督プロフィール

東京学芸大学附属国際中等教育学校5年生(高校2年生)
高校1年生の4月からドキュメンタリー映画『日本一大きいやかんの話』の制作を始める。
これまで国内外の高校で上映を行ってきた他、高校生として初めて福島映像祭での上映を行う。
高校生のためのeiga worldcup2019では『日本一大きいやかんの話』を含む二作品で二冠を果たした。
東京都出身、アメリカ在住経験あり。

●会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)

メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵の向かいの路地を入る、2筋目を右折。
角から二軒目。目印は格子戸。

●予約方法

こちらの月1原発映画祭/交流カフェはコロナウイルスの感染が広がりをみせているため、中止、延期となりました。お申込はできませんので、ご注意ください。

■主催:月1原発映画の会

問い合わせ先  eigasai2012★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

2020年1月12日(日) 第71回 月一原発映画祭/交流カフェ 「彼らの原発」上映+川口勉監督トーク

第71回 月一原発映画祭/交流カフェ
「彼らの原発」上映+川口勉監督トーク

2020年1月12日(日)13時
会場:谷中の家  主催:月一原発映画の会

■ プログラム

12:30 開場
13:00~15:10 「彼らの原発」上映  (途中休憩10分程度を取ります。)
15:15~15:55 川口勉監督 トーク
休憩、会場の模様替え
16:10~17:10 交流カフェ(川口勉監督を囲んで)

■ 映画 「彼らの原発」

2017年 座.高円寺ドキュメンタリーフェスティバル奨励賞 受賞
誰もが、本音と建前の間で、生きている。福井県大飯郡おおい町。 あの日以来この町は、好奇と無関心に翻弄されていた。2006年に大飯郡大飯町と遠敷郡名田庄村が合併され「おおい町」となった。人口8,700人の小さな町。住民はこの地に建設された大飯原発と折り合いをつけながら生活してきた。しかし、2011年に起きた福島第一原発事故は、その暮らしに大きな影を落とす。2012年、世論を二分するなか大飯原発の再稼働が伝えられると、おおい町は日本全国から注目を浴びる。押し寄せるマスコミ、誹謗中傷の電話、そして、町を揺るがす町長選が行われることとなる―。本作は、原発問題の渦中におかれた町を訪ね、そこに暮らす人々との対話を試みた。変わってしまった暮らしと、変わらない風習。やがて静かに語られた言葉、その姿から、いまこの国の抱える問題が浮かび上がってくる。

■ 参加費/定員

*上映    1000円 (学生 800円) 定員30名
*トーク   500円  定員30名
*カフェ   500円  定員20名(軽食と1ドリンク)

■ 会場 谷中の家 (台東区谷中3-17-11)

メトロ千代田線千駄木、JR日暮里、JR西日暮里から 徒歩 8分
よみせ通り、延命地蔵前路地を入る。右2本目路地を右折。左角から二軒目。目印は格子戸

■ 予約方法:以下いずれかの方法で必ず予約してください。

1.申し込みフォーム (各プログラム別々に申し込みしてください)

上映     https://kokucheese.com/event/index/587638/
トーク    https://kokucheese.com/event/index/587639/
交流カフェ  https://kokucheese.com/event/index/587640/

2.メール

:件名を(月一原発映画祭申し込み)として eigasai71★jtgt.info に申し込んで下さい。←★を@に置きかえてください。
 参加内容(上映、トーク、交流カフェ )と 参加人数とお名前を明記してください。

3.電話

090-1265-0097『植松』 090-9492-0075『西川』

*交流カフェは上映+トークに参加される方優先になります。
*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。

■ 主催 :月一原発映画の会

問い合わせ先  eigasai2012★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

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