2019年3月17日(日) 第65回月1原発映画祭 『ふたつの故郷を生きる』上映+松本徳子さん&中川あゆみ監督トーク

東京電力福島第一原発事故からまもなく8年、
国と福島県は復興をかかげ、原発事故による避難者の帰還を推進する一方で、避難指示区域外からの避難者への支援打ち切りを進めています。
今回の月1原発映画祭は、区域外避難、特に母子避難に焦点をあてたドキュメンタリー、『ふたつの故郷を生きる』を上映します。
ゲスト・トークは、映画の出演者で避難当事者の松本徳子(のりこ)さんと監督の中川あゆみさんにお願いしています。
松本さんは「避難の協同センター」代表世話人でもあり、日頃から原発避難者の相談も受けておられるので、今の具体的な状況や問題点など、ご自身の想いと共にうかがいます。
 *避難の協同センター https://hinan-kyodo.org/
ちっとも終わっていない福島第一原発事故、身近なところから一緒に考えたいと思います。
ご参加をお待ちしています!

☆連続企画として、4月は「浪江町からの報告」と題して
避難指示が2年前に一部解除された福島県浪江町の現状をとりあげます。
→詳細は末尾を参照ください。

第65回月1原発映画祭 『ふたつの故郷を生きる』上映
+松本徳子さん&中川あゆみ監督トーク

■日時:2019年3月17日(日) 16:30開場

17:00~18:10 『ふたつの故郷を生きる』上映
18:10~19:00 松本徳子さん&中川あゆみ監督トーク
19:20~20:30 交流カフェ(松本さん・中川監督を囲んで)

■映画『ふたつの故郷を生きる』について

福島の原発事故から9年目を迎える今、子どもの健康を守るため母子避難した女性たちが、新たな困難に直面している。2017年3月、区域外避難者への住宅提供が打ち切られ、母親たちは経済的、精神的に困窮。自死する女性までが現れた。これは被害者や弱者を見捨てる国の元で暮らす私たち自身の問題でもある。
作品は、都内で避難生活を続ける母子と、1人ひとりに親身に向き合う支援者たち、そして政府に政策改善を迫り、粘り強く行動する女性たちの姿を追った。
(2018年/65分/日本/監督・撮影・編集:中川あゆみ)

■中川あゆみ監督プロフィール

社会の周縁に暮らすマイノリティの生き様やアートを主な関心事に製作してきた。中国の移動養蜂家、バルカン半島を旅するロマの楽団、タンザニアの農民音楽、アマゾン移動法廷船、脱北1.5世の子供たちなどを取材。日本のセクシャル・マイノリティ1000人のカミングアウトを追った作品は、ATP奨励賞、Sunny Side of the Docs(仏)「Best Asian Project」を受賞。

■参加費/定員

・上映とトーク 1000円/定員30名
・交流カフェ 500円(1ドリンク+軽食付)/定員20名

■会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)

メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。
築60年の木造耐震補強民家。目印は格子戸。

●予約方法:以下いずれかの方法で必ず予約してください。

1.申込みフォーム(各プログラム別々にお申込みが必要です)

・上映+トーク https://kokucheese.com/event/index/557546/
・交流カフェ https://kokucheese.com/event/index/557547/

2.メール  eigasai65★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。

*件名を「月1原発映画祭申込み」として、
参加内容(上映+トーク、交流カフェ)、参加者氏名、人数を明記してください。

3.電話 090-1265-0097(植松)、または090-9492-0075(西川) まで。

*交流カフェは上映やトークに参加される方が優先となります。
*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。

■主催:月1原発映画の会


☆次回予告☆

4月21日(日)「浪江町からの報告」14:00~

福島県浪江町に滞在して取材活動を続けている山田徹さん(『新地町の漁師た
ち』監督)に、映像・スライド&トークショーをお願いしています。
乞うご期待。

【山田徹さんからのメッセージ】
福島第一原発の事故で一時は町民がゼロになった浪江町。あれから8年が経過し、
町内一部区域で町民帰還が進む中、家主を失い空家となった家々が次々と解体され
ています。思い出が詰まった家が解体される喪失感は町民にとってどれほどの痛みを
伴うものなのでしょうか。今回の報告会では、Yahoo!ニュースで発表した映像作品『テツ
さん、浪江町へ』※で描けなかったご家族一人一人の思いを紹介します。また昨年から
浪江町で取材を続けてきた筆者による「浪江町の今」についてもお話させていただきます。

※「町から家が消えていく」いま浪江町で進む家屋解体
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamadatoru/20181016-00099446/


問い合わせ先  eigasai2012★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

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