第63回 月1原発映画祭/交流カフェ『細川牧場の娘』上映

次回の月1原発映画祭は、福島県飯舘村で馬の牧場を営む細川徳栄さん一家の
3.11後を記録した『細川牧場の娘』(香取直孝監督)を上映します。
細川牧場では原発震災後、馬が相次いで変死し、
その異常事態に衝撃を受けた香取直孝さんとカメラマンの樋口司朗さんは
共に撮影を始め、一家と深く関わっていきます。
原発事故がもたらしたさまざまな形の災厄をしっかりと記録に収めた映画です。
香取監督は80年代に『無辜なる海1982・水俣』を監督・制作したのち、
八百屋を営みながら身近な問題を取り上げた映像制作を続けてこられました。
地域に根ざして生きる人々の日常を見つめる一貫した姿勢と並ならぬパワーを
感じます。上映後にじっくりお話をうかがいたいと思います。
ぜひご参加ください。

■日時:2018年11月11日(日)16:30〜(開場16:00)

■プログラム

16:30〜17:50 (1)『細川牧場の娘』上映(定員30名)
17:55〜18:40 (2) 香取直孝監督トーク(定員30名) 
19:00〜20:00 (3) 交流カフェ(監督参加、軽食+1ドリンク付)(定員20名)

■参加費:(1)〜(3)各500円

【映画『細川牧場の娘』】

東京電力福島第一原発事故後、全村避難となった飯館村で殺処分を拒否して牧場を続ける細川牧場では2013年以降で28頭の馬が変死。東電との損害賠償をめぐる和解協議の決裂など、さまざまな困難に直面する牧場主の細川徳栄さん夫妻と、家業を助けるために戻ってきた娘の美和さんの奮闘ぶりを追う。相馬野馬追への馬の貸し出しなど伝統行事を裏で支えている様子も交えながら、原発事故によって一家の日常に起こったことを記録したドキュメンタリー。(2017年、73分)

【香取直孝監督プロフィール】

1950年、千葉県松戸市生まれ。武蔵工業大学卒業。学生時代より自主映画を作り始め、25歳の時に製作した闘争ドキュメンタリー『餓死風景』で注目される。29歳でアンチ・テレビドラマを目指した『市民伝説』を制作し、ぴあ展に入選。30歳の時に水俣闘争の総括として3年かけて『無辜なる海1982・水俣』(1983年)を完成。以後、故郷で無農薬の八百屋を営みながら地域活動に取り組む。その後の作品に、家族ドキュメンタリー『東葛の物語・里奈1』(2001年)、つくばエキスプレスによる大規模開発に反対する人々を描いた『新線が通る』(2006年)、3.11後はホットスポットとなった地元の東葛地域での健康被害を取材した『放射能症候群1』(2013年)、『放射能症候群2』(2016年)、飯舘村を舞台とした作品に本作のほか『細川牧場さゆり』(2014年)、『飯舘村佐藤八郎』(2016年)がある。

■会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)

メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。
築60年の木造耐震補強民家。目印は格子戸。

■予約方法:以下いずれかの方法で必ず予約してください。

1.申込みフォーム

(上映・トーク・交流カフェ、別々にお申込みが必要です)
【上映】 https://kokucheese.com/event/index/541954/
【トーク】 https://kokucheese.com/event/index/541955/
【交流カフェ】 https://kokucheese.com/event/index/541956/

2.メール※ eigasai63★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。

*件名を「月1原発映画祭申込み」として、参加者氏名(複数の場合は全員)、
参加内容(上映、トーク、交流カフェ)を明記してください。
  ※申込みアドレスは毎回変わりますので、ご注意ください。

3.電話 090-1265-0097(植松)、または090-9492-0075(西川)

*交流カフェはトークに参加される方が優先となります。
*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。

■主催:月1原発映画の会

問い合わせ先  eigasai2012★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)

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