2020年10月18日(日) シンポジウム:格差社会において協同組合は何が出来るか

10・18シンポジウム:格差社会において協同組合は何が出来るか

10/18『西暦二〇三〇年における協同組合』出版記念シンポジウム
格差社会において協同組合は何が出来るか
~救済から共済へ、そして社会的協同組合へ~

みなさまへ

 私たちは西暦2030年における協同組合の展望を求めて一冊の本を作りました。
持続可能な世界を残すために国連を中心に世界中でSDGsが取り組まれていますが、
拡大する格差と貧困と差別の底辺にいる人々、コロナ禍で仕事を失う非正規労働者
や移住労働者、はびこる優性思想やヘイトに直面する障害者や在日の人々は、この
ままで10年後の安住を展望出来るでしょうか。急激に進む気候変動や社会変動は、
新自由主義とそれによる格差や貧困や環境破壊の拡大の結果であり、それを是正す
る意識的な改革を大急ぎですすめない限り、遠からず人々は後戻りが出来ない世界
に直面することになると予測されます。コロナ禍において拡大する格差、貧困、差
別の現状をみれば、そういうものとしての10年後の社会はすでに始まっているの
が現実でしょう。
 協同組合の社会的役割は何か、格差社会において協同組合は何が出来るかについて、
闘いつづける下記の三氏からの報告と問題提起を受け、パネラーによる発言とディス
カッションを通して、協同組合や労働組合といった垣根を超えて、社会的弱者の包摂
を可能にする社会的協同組合を共に構想していきたいと考えます。協同組合運動の原
点に立ち返れば、【資料】にあるように、かつてロッチデールの人々が協同組合の目
的としたものは、まさにそういった社会づくりであったと思います。「(カンパニア
型の)救済から、(助け合いの仕組みとしての)共済へ、そして社会的協同組合(地
域社会)へ」をテーマのシンポジウムを行うところです。多くのみなさまのご参加を
期待しております。

開催日:10月18日(日)13:00~17:00
場所:文京区民センター2A会議室(デイスタンス確保)
      地下鉄春日駅、後楽園駅下車 
テーマ:格差社会において協同組合は何が出来るか
    ~救済から共済へ、そして社会的協同組合へ~

開会挨拶:平山昇(『西暦二〇三〇年における協同組合』編集委員会)
司会進行:野々村理恵子(出版記念シンポジウム実行委員会)
参加費:500円

■第1部(13:30~15:00)
格差と貧困と差別と闘う各団体からの現状報告と問題提起
・瀬戸大作(反貧困ネットワーク事務局長)
・山岸素子(NPO法人移住者と転貸する全国ネットワーク事務局長)
・堀利和(NPO法人共同連顧問)
休憩(15分)
■第2部(15:15~15:45+)
パネルディスカッション+会場からの発言
・伊藤由理子(生活クラブ生協連合会会長)
・下山保(元生協パルシステム連合会理事長)
・鳥井一平(労働組合全統一特別執行委員、自主生産ネットワーク)
・白石孝(完成ワーキングプアー研究会理事長)
・荒川茂子(企業組合あうん代表理事)
・伊藤勲(認定NPO法人やまぼうし理事長)
・小畑精武(江戸川ユニオン)
・(Web参加予定)金起〇(漢字変換できず)(元韓国ドゥレ生協連合会専務理事)

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