2020年9月17日(木)〜25日(金) 土屋トカチ監督『フツーの仕事がしたい』上映

本日9月17日(木)~25日(金)、
連日19時50分より土屋トカチ監督の
長編デビュー作『フツーの仕事がしたい』が
約10年振りに劇場公開されます。

場所は東京北区のユニバーサルシアター、シネマ・チュプキ・タバタ。
会期中のうち5日間、私も舞台挨拶に伺います!
(23日水曜日は休映です。ご注意ください。)
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主人公・皆倉信和さん追悼記念/『アリ地獄天国』公開記念上映
ドキュメンタリー映画『フツーの仕事がしたい』
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日 時:2020年9月17日(木)~25日(金) 19時50分~(水曜休映)
場 所:シネマ・チュプキ・タバタ 北区東田端2-8-4(JR山手線「田端駅」北口から徒歩5分)
     https://chupki.jpn.org/
料 金:一般 1,500円/シニア (60才以上)1,100円/
    学生・ユース(22才以下) 1,000円/
    中学生以下 500円/チュプキサポーター会員1,300円
予約:コロナ禍のため、席数が限られております。
予約サイト https://chupki.jpn.org/archives/6240
*日本語字幕・音声ガイド付
*9月19日(土)~22日(火)、及び25日(金)の上映後、
土屋トカチ監督による舞台挨拶あり。

<解説>
「フツーの仕事がしたい」 ・・・状況の差こそあれ、心のなかで
そうつぶやいたことのある人は多いだろう。
本作は、数値的にみれば明らかに「フツー」ではない労働環境に
身をおく主人公が、労働組合の力を借りて、「フツーの仕事」を
獲得する過程を描くドキュメンタリーである。
この主人公の労働状況は特別ひどいケースでありながらも、
どこを切っても、いまこの社会を生きる自分につながっていると思わせる。

彼の口から「この業界では、フツーだと思っていた。」
「(運転は)好きなことだから仕方がない・・。」というような
言葉が飛び出すとき、観る者は彼の問題をぐっと身近に感じるはずである。
もし、あなたが毎日の暮らしに追われ、自分の労働環境について
立ち止まり考えたこともなかったとしたら・・・。

この映画体験は、おそらく自分がより良い状態で
働き生きるための大きなヒントになるかもしれない。

<あらすじ>
皆倉信和さん(36歳)は、根っからの車好き。
高校卒業後、運送関係の仕事ばかりを転々とし、
現在はセメント輸送運転手として働いている。
しかし、月552時間にも及ぶ労働時間ゆえ、家に帰れない日々が続き、
心体ともにボロボロな状態。 「会社が赤字だから」と賃金も一方的に下がった。
生活に限界を感じた皆倉さんは、藁にもすがる思いで、
ユニオン(労働組合)の扉を叩く。
ところが彼を待っていたのは、会社ぐるみのユニオン脱退工作だった。
生き残るための闘いが、否が応でも始まった。

<追記>本作主人公の皆倉信和さんは、2019年10月19日に亡くなりました。享年49歳。

2008年/日本/DV/70分/カラー https://nomalabor.exblog.jp/

撮影・編集・監督・ナレーション:土屋トカチ」
出演:皆倉信和
取材協力:全日本建設運輸連帯労働組合、皆倉タエ、皆倉光弘
ナレーション:申嘉美
音楽:マーガレットズロース「ここでうたえ」
制作:白浜台映像事務所/映像グループローポジション
予告篇: https://www.youtube.com/watch?v=7ZzJi2ZencY

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新作『アリ地獄天国』 https://www.ari2591059.com/
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<劇場公開>
●東京渋谷区/ユーロスペース 10月下旬~
http://www.eurospace.co.jp/
●東京北区/シネマ・チュプキ・タバタ 11月1日(日)~
https://chupki.jpn.org/
●横浜/横浜シネマリン 秋頃、アンコール上映
https://cinemarine.co.jp/

近日公開予定
●京都/京都みなみ会館 https://kyoto-minamikaikan.jp/
●神戸/元町映画館 https://www.motoei.com/

予告篇『アリ地獄天国』
https://youtu.be/tgp2uvZ2Jqs

以上です。

土屋トカチ 拝

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