2020年1月22日(水) ALPS処理汚染水のこれから-置き去りにされた陸上保管案

暮れも押し迫った昨年12月23日、経済産業省の「多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会(ALPS小委員会)」事務局は100万トン以上の放射能汚染水(処理水)の海洋放出、水蒸気放出、海洋放出と水蒸気放出の3つの取りまとめ案を示しました。つまり陸上での貯蔵継続を放棄したのです。

現在保管されているタンク内の水の約8割に放出が可能な告示濃度を上回る放射能が含まれています。それを自然界に放出させるとしたら、環境や健康への影響がとても心配です。東電は二次処理をして告示濃度以下に下げるとしていますが、技術的に可能かは明らかではありません。
グリーンピースは海洋放出をやめさせるための署名をあつめ、すでに4万1,521筆を経産省に提出しています。

そして今回、今後この汚染水問題を具体的にどうするのか、国会議員を招いて勉強会をともにこの問題に取り組むNGOと共催することになりました。
平日ですが、どなたでもご参加できますので、ご都合の合う方は是非おこしください。

会名「ALPS処理汚染水のこれから-置き去りにされた陸上保管案」
日時:1月22日(水曜日)11時〜13時半
会場:衆議院第二議員会館 第八会議室(開始30分前にロビーにお集まりください。入館証をお配りいたします)
共催:原子力資料情報室、FoE Japan、グリーンピース・ジャパン
協力:原子力市民委員会

これまでの議論のポイント 満田夏花(FoE Japan)
陸上保管案について 川井康郎(原子力市民委員会)
トリチウムの影響 伴英幸(原子力資料情報室)
地元より発言
社会的合意の在り方、今後のあるべきプロセス、モニタリングの困難 水藤周三(原子力市民委員会)
国際法と国際社会の反応 鈴木かずえ(グリーンピース・ジャパン)

参加申込み:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd2be6Xja3zhNi1kmW2IhAXkiHn2So7gZaCveCHCLWwJ5BRyA/viewform
定員:20名(定員になり次第〆切)

また、参加された方でご都合の合う方には、終了後に30分程度お時間を頂戴し、ご感想をお伺いする機会を設けたいと考えております。
お伺いしたご感想はグリーンピースのNewsletterでご紹介させていただきます。
ご協力いただける方は supporter.jp@greenpeace.org までタイトルを「汚染水勉強会」として1月21日までにご連絡をお願いいたします。

ひとりでも多くの方のご参加をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

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