2017年7月30日(日) 国際学術シンポジウム「現代中国のリベラリズム再考

2017/07/30 国際学術シンポジウム「現代中国のリベラリズム再考」(御茶ノ水駅)

 国際学術シンポジウム「現代中国のリベラリズム再考」を開催いたします。

 7月30日(日)午前9:30~17:30に明治大学駿河台校舎グローバルフロント1階グローバルホールにて、中国から劉擎(華東師範大学教授)、許紀霖(華東師範大学教授)の2氏、カナダからJ・フォーゲル(Professor、York University)、T・Cheek(Professor、University of British Columbia)、D・Ownby(Full Professor、Université de Montréal)ら専門家3氏をお招きし、現代中国のリベラリズムについて幅広い討論を行います。

<以下、詳細内容>
 これまで日本では、中国近現代(modern)の自由主義についての紹介はおこなわれてきてはいるものの、現代(contemporary)思想としては「新左派」を中心にしてのみ扱われるという顕著な傾向があった。
 この理由の一つとしては、現代中国におけるリベラリズムが、実際には社会民主主義から民主社会主義、さらにはリバタリアニズムまで視野に入れているにもかかわらず、現執行体制のイデオロギーに対して根源的に「批判的」であるため、これまで体制側による一方的評価である「反体制」として分類されがちであったことが挙げられる。
 本シンポジウムでは、中国国内で活躍している代表的リベラリストとともに、さらにカナダからの中国研究者による関連テーマについての報告を交えつつ、現代中国の政治・社会思想としてのリベラリズムの全体像を模索する。

国際学術シンポジウム「現代中国のリベラリズム再考」
日時:7月30日(日)午前9時半から(事前予約不要、入場無料)
場所:明治大学駿河台校舎グローバルフロント 1階グローバルホール
   JR御茶ノ水駅下車
   アクセスマップ↓
   http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
   キャンパスマップ↓
   http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
司会:鈴木賢(明治大学法学部教授)
通訳:及川淳子(桜美林大学グローバル・コミュニケーション学群専任講師)
   徐行(東京大学東洋文化研究所助教)
主催:明治大学現代中国研究所
後援:明治大学国際連携機構

プログラム:
09:00 開場
09:30 開会の挨拶(石井知章:明治大学商学部教授)
09:30~10:30 許紀霖(華東師範大学教授)
         テーマ:新東亜秩序の構想:欧州連合(EU)式の運命共同体
10:30~10:45 休憩
10:45~11:45 劉擎(華東師範大学教授)
         テーマ:中国リベラリズムをめぐる政治的論述の困難さに対する省察
11:45~12:00 コメント:水羽信男(広島大学教授)
12:00~12:30 質疑応答
昼休み
13:30~14:10 J. Fogel(Professor、York University)
      テーマ:天下主義の復興:中国の学術界は普遍的価値観を如何に見ているのか
14:10~14:50 T. Cheek(Professor、University of British Columbia)
         テーマ:現代中国の知的公共領域
14:50~15:00 休憩
15:00~15:40 D. Ownby(Professor、Université de Montréal)
         テーマ:中国の勃興とリベラリズム
15:40~16:00 コメントと問題提起
      (王前:東京大学グローバル・コミュニケーション研究センター特任准教授)
16:00~16:30 質疑応答
総括コメント
16:30~16:40 許紀霖
16:40~16:50 劉擎
16:50~17:30 全体にわたる質疑応答
17:30 閉会の挨拶(石井知章)

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