2016年12月24日(土) 希望のまち東京in東部第25回読書会「緑の資本論・マルクスの精霊」

希望のまち東京in東部第25回読書会「緑の資本論・マルクスの精霊」
中沢新一『緑の資本論』を取り上げます。中沢新一氏のマルクスの読み方は一
般的な理解との乖離があることを踏まえて読む必要があります。その点は批判
的に解説します。資本論の引用箇所と順番には意味があり、それが宗教学者故
ということに着目します。
「イスラームとキリスト教。同じ一神教的世界にありながら、その経済思想に
は重大な差異がある。イスラーム的貨幣論は「一」を意味する「タウヒード」
の構造によって組み立てられ、徹底した唯一神信仰によって利子を厳禁する。
一方、キリスト教的貨幣論は「三位一体説」にもとづく増殖性を秘め、資本主
義と極めて親和的である。この両者の圧倒的な非対称が世界の現状を理解する
鍵であり、イスラームは資本主義にとってその存在自体が一つの経済学批判で
あることを、『資本論』の核心である価値形態論を再構築することによって明
らかにする」
日時:2016年12月24日(土)午後2時〜4時
場所:希望のまち東京in東部事務所
参加費:300円
http://www.hayariki.net/tobu/

希望のまち東京in東部事務所の蔵書の書評です。
『再開発は誰のためか 住民不在の都市再生』
http://www.honzuki.jp/book/243175/review/164200/
『緑の資本論』
http://www.honzuki.jp/book/38548/review/164643/

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