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月1原発映画祭ニュースレター第16号
投稿者:jtgt 投稿日時:2022/01/11(火) 00:56「月1原発映画の会」スタッフの小林です。
月1原発映画祭ニュースレター第16号をお届けします。
■ 今月のトピック「小型モジュール炉って何?」
気候変動対策のひとつとして、「新型炉」「第4世代炉」などと呼ばれる次世代原子炉に期待する声があります。現世代にも次世代にも原子力は要りませんが、どんなものなのか知っておきたいと思いました。
新型炉と呼ばれるものには「小型モジュール炉」「高速炉」「高温ガス炉」「溶融塩炉」「超臨界圧水冷却炉」「進行波炉」など、いろいろとあるようです。前回のニュースレターの中に「日立とGEが小型モジュール炉をカナダの電力会社から受注」「アメリカがルーマニアに小型モジュール炉を導入する計画」などのニュースがあったので、今回は特にこの「小型モジュール炉」について調べてみました。
◆ 小型モジュール炉(SMR=Small Modular Reactor)の特徴は・・・
・出力が小さい。(30万kW以下。現在の主流炉は100万kW超)
・「モジュール建築」のように、規格化された部材一式を工場で生産し、現地で組み立てる。プレハブ住宅のイメージ。
◆ 推進派が主張する利点と、それに対するまっとうな反論
(1)発電時にCO2を出さないクリーンなエネルギーで、しかも小型。
反論:小型とはいっても核反応を起こす原子力発電。発電時にCO2を出さなくても「日常的な放射能汚染」「核のゴミを生産し続ける」「事故の危険性」のデメリットを帳消しにはできない。そもそも商用展開できる炉は完成していないので、温暖化対策にも間に合わない。
(2)大型炉より冷却が早い。しかも、原子炉全体をプールに沈めておけるので、メルトダウンを起こしにくい。よって従来炉より安全。防災計画エリアも縮小できる。
反論:放射性物質を扱う限り、安全は保障されない。軽水炉(従来炉)とは違う形の事故の可能性があり、その対策も一朝一夕にはできない。原子炉が小さくなったからといって、テロや事故からの防御の必要性はなくならない。
(3)部材が規格化され工場で組み立てて現地へ運ぶため、品質管理がしやすく工事期間も短くて済む。コストが削減でき、大量生産もできて、経済性が向上。
反論:大型炉1基の代わりに小型炉数基を製造するなら、経済性は発揮できない。下がり続ける再エネのコストと競争はできない。複数設置するには立地自治体との調整も複雑になる。大量生産は、故障と改良を繰り返す原子力には向かない。テロや事故へのセキュリティコストが減るわけではない。
(4)電力需要が小さい地域や電力グリッドの未発達な地域(途上国等)への普及が可能となる。発電が終わったら撤去が容易なので、核兵器への転用を防ぐことができ、核不拡散に効果的。
反論:世界各地に設置されることになれば、それだけ放射性物質の管理が難しくなり、核兵器に転用される可能性も高まる。原発でなく、それぞれの地域に合った再エネ施設を作れば良い。
◆ 「新型炉」というけれど、実は新しくない?
小型モジュール炉にかかわらず、小型炉は実は1950年代から存在しています。
世界初の原子力発電所は、1954年にロシア(ソ連)で稼働した0.5万kWの小型炉。それ以来、原子力潜水艦や人口衛星のエネルギー源として、何百もの小型原子炉が作られてきました。現在革新的なものとして宣伝されている技術のほとんどは、すでに数十年前に考えられたものだそうです。今までに50以上の異なるデザインの小型炉が設計、開発されたようですが、建設されたのはわずか。そのほとんどは現在、一般の原子炉と同じく老朽化しているそうです。
◆ では誰が、何のために、小型モジュール炉を進めようとしているのでしょうか?
自然エネルギー財団のコラムで見つけた答えを要約すると・・・
・各国政府は小型モジュール炉を推進することで、気候対策をしているように見せかけて、その実、対策を先延ばしにできる。
・小型モジュール炉は、運転可能な形態ではまだ存在しないため、本当の問題に直面することもない。
公益法人自然エネルギー財団「小型モジュール式原子炉は、たいていが悪策だ」
https://www.renewable-ei.org/activities/column/REupdate/20210528.php
*以上、簡単ですがまとめてみました。説明の足りない部分があると思いますので、どうぞ以下の動画(原子力市民委員会と、原子力資料情報室)もご覧ください。
「新型」とはいっても危険な放射性物質を扱い、廃棄物を生み出してしまう原子力発電。小型炉などの新規開発に期待をもたせることは、再エネなど他の安全な技術への投資を妨げることになります。気候変動対策として他の国では原子力回帰の動きもありますが、福島の事故を経験した日本は、原子力をこれ以上使わないという決断をするべきではないでしょうか。(文責:小林)
(参考にした動画と資料)
・原子力市民委員会「原発ゼロ社会への道」第8回「新型原子炉」に未来はあるのか?
http://www.ccnejapan.com/?p=12286 (60分)
・原子力資料情報室 連続ウェブ講座2021第5回「新型炉問題-高速炉を中心に」
https://www.youtube.com/watch?v=z45jGKFR1Ow (60分)
・EnergyShift 「世界で注目を集めている小型原子炉は、本当に脱炭素の選択肢になるのか」
https://energy-shift.com/news/693065ca-965a-4f55-9fc3-550cf5f85cd1
・資源エネルギー庁「原子力にいま起こっているイノベーション(前編)~次世代の原子炉はどんな姿?」
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/smr_01.html
■ インフォメーション
2021年12月18日、台湾の貢寮(コンリャオ)にある第4原発建設の再開を問う国民投票があり、反対多数で否決されました。日立、東芝が輸出した原子炉です。40年間、反対運動を続けてきた台湾(貢寮)市民とともに喜びたいと思います。
このニュースは、日本ではほとんど話題にされませんでした。同時に4つの議題が投票にかけられていて「アメリカからの成長促進剤入り豚肉の輸入」についてだけが主に報道されていました。
・フォーカス台湾:国民投票4件全て不成立 成長促進剤入り豚肉、輸入継続へ(2021/12/18)
https://japan.focustaiwan.tw/politics/202112180007
・ノーニュークス・アジアフォーラムジャパン:4,262,451票もの強力な反原発票をありがとう、第四原発を終結させ、核のない社会へ(2021/12/27)
http://nonukesasiaforum.org/japan/archives/2534
月1原発映画祭では2013年に2回、映画『こんにちは貢寮』を上映しました。第4原発と反対運動については、ゲストトークでの報告に詳しいです。興味のある方はどうぞお読みください。
第16回報告 http://www.jtgt.info/?q=node/380
第19回報告 http://www.jtgt.info/?q=node/397
■ 一行ニュース
・北海道新聞:「核抜き条例案」蘭越町も可決(2021/12/17)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/624015/
・東京新聞:ナトリウム77トン抜き取れず もんじゅ、新機器開発必要(2021/12/23 )
https://www.tokyo-np.co.jp/article/150695
・日本経済新聞:柏崎刈羽原発7号機でも溶接不備 1000カ所以上で再施工(2021/12/24)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC2496C0U1A221C2000000/
・赤旗:独 原発3基31日停止 全廃政策新政権も継続 22年残る3基も停止、廃炉へ(2021/12/29)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-12-29/2021122906_01_0.html
・東京新聞:処理水タンク「23年春に満杯」は苦しい主張? 後ずれの試算でも海洋放出へ突き進む東電(2021/12/30)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/151666
・日本経済新聞:米国の高速炉計画に日本参加へ 原子力機構など協力(2022/1/1)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA010PX0R00C22A1000000/
・朝日新聞:原発は「低炭素への移行を加速」 欧州委が位置づけ方針発表(2022/1/2)
https://digital.asahi.com/articles/ASQ120HHTQ11UHBI00B.html
・朝日新聞:市民ら「金品受領、儀礼の範囲外」関電元役員不起訴で検審申し立て(2022/1/7)
https://digital.asahi.com/articles/ASQ175JR7Q17PTIL01J.html?iref=pc_phot...
■来月の予定
来月は、オンライン上映会&トークを企画中です。
■ 月1原発映画の会
問い合わせ先 eigasai2022★jtgt.info ←★を@に置きかえてください。
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)
2022年2月20日(日) 社会主義理論学会第90回研究会
投稿者:jtgt 投稿日時:2022/01/11(火) 00:42社会主義理論学会第90回研究会(オンライン)のご案内
日時:2022年2月20日(日)午後2時~5時
※オンライン(zoon)のみで開催
<報告>
●生田頼孝(西南科技大学)
ある君主(天皇)制廃止論ー明治維新から今日に至る社会の変化からの考察
●范立君(大月短期大学)
現代中国の中小企業金融と金融改革
参加:無料
申込先:下記社会主義理論学会申込専用メール宛に
socialismtheory●yahoo.co.jp(●を@に変えてください)
氏名、会員非会員の別を記してメールで申し込んでください。
zoom のURLは参加確定者に後日連絡します。
申込締切:2022年2月18日(金)
主催:社会主義理論学会
http://sost.que.jp/
2022年1月20日(木) 第1回「共同テーブル」大討論集会 総選挙の総括と今後の政治展望について
投稿者:jtgt 投稿日時:2022/01/08(土) 11:442022.1.20 第1回「共同テーブル」大討論集会 総選挙の総括と今後の政治展望について
第1回「共同テーブル」大討論集会 総選挙の総括と今後の政治展望について
―共同テーブル・発起人と市民の徹底討論―
昨年の総選挙の結果、自民党は議席を減らしたとはいえ、絶対安定多数を得て自民・公明・維新の改憲勢力が衆議院の3分の2以上を獲得した。一方、立憲野党は、立憲民主党の比例の大幅落ち込みもあり、厳しい結果となった。
しかし、総括を間違えてはならない。一部マスコミや自民党などがネガテイブキャンペーンとして、意図的に流しているような野党共闘の失敗ではない。野党が候補者を一本化して闘った小選挙区での選挙の成果は確実にあったのだ。むしろ、野党共闘が徹底できなかったことに問題があったのだ。
今年、7月の参議院議員選挙の勝敗は、32ある一人区での闘いで決することは明白だ。そのためには、立憲野党の共闘は、勝利をもたらす、絶対要件と言えるだろう。
一方、維新の会は、参議院と同時の改憲国民投票を煽り、国民民主は立憲野党の共闘 態勢から離脱、野党国対からも離れた。憲法審査会では維新とともに、与党側の幹事 懇談会に参加を決め、与党と歩調を合わせて改憲を進めようとしている。改憲の危険性は安倍政権の時より、むしろ高まっていると言えるだろう。
2022年2月4日(金) <~知る・繋がる~ミャンマー連続講座> 第4回「ミャンマー仏教の魅力:戒律と瞑想の世界」
投稿者:jtgt 投稿日時:2022/01/08(土) 08:08<~知る・繋がる~ミャンマー連続講座> 第4回 ミャンマー仏教の魅力:戒律と瞑想の世界
詳細
2021年2月のミャンマーにおける軍事クーデター発生から1年近くが経ちました。状況は好転するどころか悪化するばかりで、先を見通すのが難しい状況です。
パルシックはクーデター以降、アジアの隣人であるミャンマーで辛い思いをしている人びとのために何ができるか、現地の団体や専門家との相談を重ねてきました。
そして、市民不服従運動(CDM:Civil Disobedience Movement)に参加したために、職や収入を失った女性たちの生活支援をヤンゴンやその他の地域で開始します。
また同時に、様々な立場でミャンマーと関わる方たちをお招きするオンライン連続講座を開催し、参加者の方々とともに、日本の市民として何が出来るのかを考えていきます。現在、状況の悪化とは相反する形で、日本でのミャンマーに関する報道は減ってきています。そんな中でも、ミャンマーに関心を持ち続ける事は重要だと考えています。
連続講座第4回目となる今回は、ミャンマー仏教の研究をされている京都大学の川本佳苗さんにお話しいただきます。過去3回とは少しアプローチを変え、今回はクーデターに関する話ではなく、ミャンマーの社会を仏教の側面から学ぶ会となります。
2022年1月30日(日) 選挙が変われば政治が変わる!とりプロのオンライン選挙座談会#9 障がい者の参政権保障
投稿者:jtgt 投稿日時:2022/01/03(月) 19:23選挙が変われば政治が変わる!とりプロのオンライン選挙座談会#9 障がい者の参政権保障
詳細
【障がい者の参政権保障】
とりプロオンラインイベント第9弾!
選挙権と被選挙権、どちらを行使するにしても
現行の制度においては「障がい者」と「健常者」との間に歴然とした差があります。
「知る権利」の拡充、投票制度の改善、投票所や議会での利便性や安全性の確保、議員活動を行うにあたっての様々なインフラ整備。
少し考えただけでも、改善ポイントが頭に浮かんできます。
今回は「障害を持つ人の参政権保障連絡会」の事務局長である芝崎孝夫さんをゲストにお迎えし、
どんな法整備が必要なのか共に考えます。
応答には参議院議員の木村英子さん。議員当事者の視点からご経験を共有していただきます。
ファシリテーターには元選挙市民審議会共同代表の片木淳さん。
今回も豪華なゲスト陣と共にみなさまのお越しをお待ちしています!
第9弾イベントをどうぞお楽しみに!
↓↓今回のテーマについてとりプロの問題意識を動画にしています↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=zMHOinACO9c
【ゲスト】
芝崎孝夫さん
***プロフィール***
映画『アリ地獄天国』DVD発売記念キャンペーン
投稿者:jtgt 投稿日時:2022/01/03(月) 10:26◎◎◎映画『アリ地獄天国』DVD発売記念キャンペーン◎◎◎
日本国内及びドイツ、アメリカ、フランスなど数々の映画祭で評価された
ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』。
ついにDVD化です。
1/20(木)までに、ご予約頂いた方は20%オフでご購入頂けます。
●一般用DVD:キャンペーン価格 2、800円(税別)…定価3,500円(税別)のところ…
●ライブラリー版・団体用DVD:キャンペーン価格 16,000円(税別)…定価20、000円(税別)のところ…
本編98分+特典映像36分/日本語/16:9/ステレオ/片面2層/複製不能/リージョンオール/ドルビーデジタル
制作・販売/映像グループ ローポジション https://www.lowposi.com/
●特典映像
★東京・ユーロスペース 監督による初日舞台挨拶(2020年10月24日/17分)
★主題歌MV「コントローラー」演奏/マーガレットズロース(3分30秒/監督 土屋トカチ)
★ローポジ予告集
さらに、キャンペーン特典として、
劇場公開時に販売したパンフレット(販売価格600円)もプレゼント!
この機会に是非ご利用ください。
『アリ地獄天国』 https://www.ari2591059.com/
◎あらすじ
年越し大人食堂2022(四谷)
投稿者:jtgt 投稿日時:2022/01/03(月) 10:25【12/30・1/3】「年越し大人食堂2022(四谷)」のご案内
https://hanhinkonnetwork.org/archives/360
目次
年末年始の「年越し大人食堂2022(四谷)」を開催
相談会の詳細
ご寄付のお願い
年末年始の「年越し大人食堂2022(四谷)」を開催
2021年〜2022年コロナ禍の年末年始。その影響で、一時的にお仕事を失うなどして生活にお困りの方や安定した住まいがない方へ、反貧困ネットワーク 新型コロナ災害緊急アクション・聖イグナチオ教会福祉関連グループ・つくろい東京ファンド・認定NPO法人ビッグイシュー基金などが協働で「年越し大人食堂2022」を四谷の聖イグナチオ教会で開催します。
コロナの影響で一時的にお仕事が途切れ、家賃を払うのが厳しい。
ネットカフェやシェアハウスで働きながら今まで乗り切ってきたけれど、これからが不安。
家にいるのがつらく、長期のお休みをきっかけに飛び出してきた。
会社の寮に入っていたけれど、失職と同時に追い出されてしまった。
などなど……
年末年始にお困りの方は、お気軽にご相談へいらしてみませんか?
相談会の詳細
●日時:①12月30日(木)12 時~17時30分
②1月3日(月)12 時~17時30分
2021年12月のイベント
投稿者:jtgt 投稿日時:2021/12/31(金) 09:23日時 | 場所 | イベント内容 |
---|---|---|
12月1日(水) 18:30〜20:30 |
東京ボランティア・市民活動センター会議室B zoom |
変えよう選挙制度の会・12月例会「落選運動とは何か!~公職選挙法との関係で~」 |
12月4日(土) 14:00〜16:00 |
東京ボランティア・市民活動センター会議室A&B(オンライン併用) | スウェーデンの政治とデモクラシーについて学ぶ3回連続オンライン講座 |
12月9日(木) 19:30〜20:30 |
zoom | ~知る・繋がる~ミャンマー連続講座 第2回 平和と人権:ミャンマーの状況 |
12月10日(金) 10:00〜 |
101号法廷 | 安保法制違憲訴訟 東京国賠控訴審第5回口頭弁論 |
12月11日(土) 14:00〜17:00 |
文京区向丘地域活動センター 多目的室 | グラムシを読む会 |
12月15日(水) 18:30〜20:30 |
東京ボランティア・市民活動センター会議室B zoom |
比例代表制推進フォーラム・12月例会 |
12月18日(土) 13:00〜17:00 |
zoom | 第33回ユーラシア研究所総合シンポジウム「ソ連解体後の30年」 |
12月18日(土) 13:00〜17:30 |
zoom | 大江正章さんを偲ぶ会 |
12月20日(月) 19:00〜21:00 |
zoom | 第10回希望連帯オンライン講座〜韓国大統領選挙について |
12月26日(日) 14:00〜17:00 |
zoom | 社会主義理論学会第89回研究会 |
2022年1月12日(水) 変えよう選挙制度の会・2022年1月例会
投稿者:jtgt 投稿日時:2021/12/30(木) 09:06【要申込】1/12(水)変えよう選挙制度の会・2022年1月例会
「地方議会の懲罰権に司法権はどこまで及ぶか?」(会場&オンライン)
地方議会は、議会運営を円滑に行うために自律権の一環として紀律権と懲罰権を有していますが、最近この懲罰権の濫用が目立つようになったと思われます。地方議会、とりわけ市町村議会では年配の男性議員がほとんどというところが少なくなく、往々にして古株のボス議員が議会運営を取り仕切る慣行が定着しています。そういういわゆるオールド・ボーイズクラブのような議会において、とくに女性議員がそれまでのおかしな慣行などに異議を唱えると、報復的に懲罰処分が行われている事例が生じています。
それを不服として訴訟を起こす勇気ある女性議員も目立つようになりましたが、それを受けて立つ司法側の立場はいまいち煮え切らない状態です。
懲罰権は、地方自治法によると除名、出席停止、陳謝、戒告と4種類が存在します。最高裁はこれまで地方議会の自律権を名目に、除名のみを審査対象としてきましたが、最近になってようやく出席停止も審査できるという判例変更を行いました。しかし、陳謝と戒告については依然として従来のまま審査の対象としていませんが、はたしてその判断が妥当なものでしょうか?
ミャンマーの人びとの暮らしを支えるご寄付のお願い
投稿者:jtgt 投稿日時:2021/12/30(木) 09:04パルシック井上禮子です。新たな年を迎えようとしている時に、改めての御願い
をさせてください。パルシックは2021年2月の軍事クーデタに抗して不服従運動
に参加したために仕事や収入を失って苦しんでいるミャンマーの人びとの暮らし
を応援する活動を始めています。まだまだ資金が不足しています。食糧や医療費、
子どもの衣服も欠くミャンマー市民に少しでも多くの支援を届けたく、ぜひご協
力をお願いします。お知り合いにも拡散して頂けるようにお願いします。
■ミャンマーの人びとの暮らしを支えるご寄付のお願い
https://www.parcic.org/news/19798/
そして、この支援を進めるにあたってミャンマーの現状を理解するための連続講
座を行っています。1回目の根本敬さん、2回目の在日ミャンマー人レーレールィ
ンさんによるお話しは心打たれ、背景が良く理解できる貴重な内容でした。You
Tubeでご覧いただけますので見逃された方はお正月休みにご覧ください。そして
ご友人にもお伝えください。
■第1回知る・繋がる〜ミャンマー連続講座:クーデター後のミャンマーの市民
社会:不服従から新しい連邦国家の創設へ
講師:根本 敬(上智大学総合グローバル学部教授)