2022年5月28日(土) 伊藤誠・オンライン連続講座「『資本論』と現代世界」
[1]【要申込】伊藤誠・オンライン連続講座「『資本論』と現代世界」
第4回「サブ・プライム恐慌と金融化資本主義」
●期日 2022年5月28日(土)13時30分~16時30分
●開催方式:ZOOMによるオンライン
●講師 伊藤誠(東京大学名誉教授)
●テーマ サブ・プライム恐慌と金融化資本主義
●主旨
現代の金融化資本主義とそこに生じたサブプライム世界恐慌をどのように理解
すべきか。ギリシャ出身のマルクス学派のロンドン大学教授コスタス・ラパヴ
ィツァスとリーズ大学教授でポスト・ケインズ派のG・ディムスキーとの研究上
の協力を回顧しつつ、この課題に接近する枠組みを再考する。とくに労働力の
商品化に資本主義の矛盾の根源があることを重視した宇野恐慌論の現代資本主
義分析への適用を重視して、労働力の金融化による資本主義の現代的矛盾の深
化に検討をすすめてみよう。
●参考資料
※参加申し込み者には、当日の発表資料を送ります
伊藤誠『サブプライムから世界恐慌へ』(青土社、2009)
伊藤誠『幻滅の資本主義』(2006、大月書店)
●参加方法 どなたも参加できます
(1)前日[5月27日]までに、yazawa★msg.biglobe.ne.jpまで、 ←★を@に置きかえてください。
・氏名[所属・立場など]をお知らせください。
事前に資料配付します。早めに申し込みください。
(2)参加申し込み者にZOOM接続情報を送信します。当日朝9時までに「リ
マインダー」(再送信)します。届かない方は、正午までに、矢沢まで連絡く
ださい。
(3)参加費 500円[あと払い]、支払い方法は、世界資本主義フォーラムの
サイトをご覧ください。 https://www.worldcapital.online/
●主催:世界資本主義フォーラム
https://www.worldcapital.online/
■連続講座「『資本論』と現代世界」(全6回)の予定
第1回(2021年11月)「1968革命」とマルクス・ルネッサンス 実施済
第2回(2022年1月15日) 現代資本主義の危機と恐慌論 実施済
第3回(2022年3月26日) ソ連・東欧体制の崩壊と社会主義論
今回 第4回(2022年5月28日) サブ・プライム恐慌と金融化資本主義
第5回(2022年7月23日) 新自由主義と新古典派経済学
第6回(2022年9月24日) 自然環境問題とマルクス理論
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[2]【要申込】土肥誠「米中『新冷戦』と中国の広域経済圏」(オンライン)
●期日 2022年7月2日(土)13時30分~16時30分
●開催方式:ZOOMによるオンライン
●テーマ:米中「新冷戦」と中国の広域経済圏
-グローバル資本主義下での世界経済の変容-
●主旨:
1980年代の「改革開放」以来、中国は目覚ましい発展を遂げてきた。中国は
2010年にはついに日本を追い抜き、アメリカに次ぐGDP世界第二位の経済大国と
なったのである。
中国は、特に習近平政権から、韜光養晦(実力がつくまで我慢する)から奮
発有為(勇気をもってやる事をやる)へと、その態度を変化させた。「一帯一
路」で周辺諸国を取り込み、場合によっては恫喝に近い態度で周辺諸国に中国
の要求をのませようという態度が見受けられる。
一方で、チャンピオンアメリカも挑戦者中国を黙って見ていることはない。
トランプ政権以降、中国に対し関税をかけたり、ファーウェイへの対抗策を講
じたり、アメリカに設置されている孔子学院を「スパイ機関」だとして規制を
強化したりしてきた。今の米中関係は「新冷戦」と形容され、世界経済や安全
保障への不安は高まりつつある。
中国は、なぜ米国と対立する道を選んだのだろうか。今後米中関係を軸とし
て進んでいくであろうこれからの世界を、私たちはどう見れば良いのだろうか。
今後、世界はどう変わっていくのだろうか。貿易摩擦や関税合戦などの単なる
現象の考察ではなく、米中対立の構図、とりわけ中国の意図を探ってみたい。
このフォーラムは、研究者だけではなく、様々な立場の方が参加されるとの
ことなので、詳しい経済分析というより、問題意識を広く共有して全員で議論
できる報告を行いたいと考えている。
●講師 土肥誠(中国・西安外事学院大学教員)
経歴:筑波大学大学院博士課程社会科学研究科経済学専攻単位取得。国会
議員政策担当秘書などを歴任
著書・論文:
・「冷戦後世界経済の変容と中国経済-パックス・アメリカーナの変容と
中国経済-」
『アジア経済の現状とグローバル資本主義』お茶の水書房(近刊)
・「パックス・アメリカーナの変容と中国広域経済圏-「一帯一路」と人民
元の国際化を中心に—」『経済志林』Vol.89, No.2(河村哲二教授退職記念号)
2002年
・「中国経済の台頭とアジア経済圏-パックス・アメリカーナの変容と中
国経済の成長-」、『社会理論研究』第19号、2018年 他
●参考文献:
※参加申し込み者には、後日、当日の発表資料を送ります
SGCIME編(2013)『現代経済の読解 増補新版』,お茶の水書房
河村哲二(2003)『現代アメリカ経済』,有斐閣アルマ
河村哲二編(2018)『グローバル金融危機の衝撃と新興経済の変貌: 中国、イ
ンド、ブラジル、メキシコ、東南アジア』,ナカニシヤ出版
近藤大介(2021)『ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ』,講談社
現代新書
樋口均(2016)『国家論―政策論的・財政学的アプローチ―』,創成社
樋口均(1999)『財政国際化トレンド―世界経済の構造変化と日本の財政政
策』,学文社
●参加方法 どなたも参加できます
(1)前日[7月1日]までに、yazawa★msg.biglobe.ne.jpまで、 ←★を@に置きかえてください。
・氏名[所属・立場など]をお知らせください。
事前に資料配付します。早めに申し込みください。
(2)参加申し込み者にZOOM接続情報を送信します。当日朝9時までに「リ
マインダー」(再送信)します。届かない方は、正午までに、矢沢まで連絡く
ださい。
(3)参加費 500円[あと払い]、支払い方法は、世界資本主義フォーラムの
サイトをご覧ください。 https://www.worldcapital.online/
●主催:世界資本主義フォーラム
https://www.worldcapital.online/
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