8月23日 国会議員と一般市民の討論会 「脱原発と総選挙」報告

昨日、お知らせした討論会に行ってまいりましたので
報告致します。

【テーマ】
国民の脱原発の思いを受けとめる政治は可能か?
どうすれば脱原発を総選挙の着眼点にできるか?
企画:グリーンアクティブ・eシフト・虔十の会

【私が感じたおおまかな会のイメージ】
内容としては、時間的に討論ではなく、お一人ずつ意見を伺う形でしたが、
日頃聞けない、政治家、政策秘書、色々な運動をされている方々の生の声を聞くことができて刺激になりました。
話を深めた会を開き継続してやっていくとのことです。

参加の発言をいくつかご紹介します。

・橋本勉議員
パブコメや討論会などが行われていて、世論は脱原発の方向を向いているように思うが、
それを政治に生かすには技術が必要で、ただ単純にこれが政治に生かされるようにはならない。

・谷岡郁子議員
こんな連日の猛暑でも電気は足りている。今後人口は減り、技術的に省エネはますます進んでいる。
今、すべての原発をやめて、ゼロからの出発をしないといけない。
2030年までのロードマップを出さないと・・などという考え方にはうそ臭さを感じ得ない。

・田中優氏
偽の脱原発派を見分けないといけない。山口での選挙では、脱原発は単一イシューだ
という批判があったがとんでもない。脱原発は、エネルギー問題、経済問題、地域問題、
雇用問題などが絡み合い非常に大きなテーマだ。日本はエネルギー原料の95%を輸入しているが
それを国内で賄えれば経済問題も解決する。年間23兆円の大規模な話だ。

・辻惠議員
脱原発運動の流れはあるが、こういう問題はある転機で逆に向いてしまうことがある。
国会の事故調査会なども結局その後詰められていない。
政治的な画策に対しては、脱原発の法案や制度を作るというような、リトマス試験紙
的なものが必ず必要になってくる。今、国会では議論も何もない状態だ。

・小島敏郎氏
何をするにも法律を作ることが必要だ。これからは単独の政党が政権を動かすということはない。
マニフェストも全く当てにならないのでそれをきちんと見抜ける目を持つことが大切だ。
簡単な話だと 2030年に原発が0なら まず もんじゅも 六ヶ所村の再処理施設も不要だ。
政治家も逃げないで市民と直接話をしていかないといけない。

・相原史乃議員
今の政治は国民の声を聞いて反映する仕組みになっていない。妨害は多いがとにかく多数をとるしかない。

・松田氏(政策秘書の方)
脱原発の基盤になる製作政党を造らないと実現できない。自公民相手に勝たないと話しにならない。
小さい政党は解散して欲しいくらいだ。戦えない。ここで大きく動かないことにはこの先の展望はない。
一般人を巻き込めないような争いも多く、色々なところを敵にしないととても実現しない。
脱原発の政策を完璧にやるのは事実上の革命だ。自分の命を投げ出す覚悟がない人を担ぐ気はない。

会場からの質問
8/22に「脱原発基本法」制定に向けての動きがありましたが、この流れで脱原発は可能だと
思われますか?

・谷岡郁子議員
無理です。今与党にいる人達が全然本気じゃない。
大飯再稼動の際にも何にもしないし、よい方向に動くのなら
とっくに動いている。本気じゃない人に騙されているときを
市民も卒業するしかない。
脱原発ロードマップの会とか言っているけれど、ベトナム輸出、大飯再稼動の時にも
全く動かないし、野田総理に入れた人ばかりが参加している。
こういう行動を見ても信用できるわけない。

以上です。

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