連続オンラインセミナー「気候危機対策における公正なトランジションとは?」/上映シンポ『終わりのない原子力災害』

[1]【連続オンラインセミナー 2/2、4、9】(参加無料)
気候危機対策における公正なトランジションとは?
—鉱物資源の視点から考える
https://www.foejapan.org/aid/jbic02/rt/evt_2021Feb.html

[2]【2/6】(参加費:500円)
『終わりのない原子力災害—3.11東日本大震災から10年』
完成記念オンライン上映シンポジウム
https://ssl.parc-jp.org/e/html/products/detail.php?product_id=146

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[1]連続オンラインセミナー

気候危機対策における公正なトランジションとは?
—鉱物資源の視点から考える

第1回)2月2日(火) 19:00〜
第2回)2月4日(木) 19:30〜
第3回)2月9日(火) 19:00〜

参加申込はこちら:http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html
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猛烈な台風、豪雨、酷暑、干ばつなど、気候変動の影響は日本でも
年々肌で感じられるようになりました。
大洪水や森林火災による悲惨な状況も世界中で報告されています。
こうした気候危機の深刻化を防ぐため、 私たちに残された時間は
ほとんどありません。
安全な地球はすでにカウントダウンに入っています。

そして今、この危機意識から社会経済システムの転換が急務となっています。
日本でも2050年カーボンニュートラル(温室効果ガス排出の実質ゼロ)が
宣言されました。

しかし、トランジション(移行)が進む中、波及的に起きる海外での影響は
見落とされがちです。 例えばガソリン車をすべて電気自動車に転換しようと
考えたときに必要となる様々な鉱物資源。
それはフィリピンやインドネシアに新たに破壊的な鉱山開発をもたらそう
としています。
また、化石燃料を電気エネルギーに転換したときに必要になる多量の銅線。
その原材料のために エクアドルの原生林が破壊されようとしています。

本セミナーでは、こうした世界で起きている鉱物資源をめぐる乱開発の実態を
現地から報告いただき、 公正なトランジションのあり方を考えます。

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<第一回>
■日時:2月2日(火)19:00〜21:00
■ゲスト:グリゼルダ・マヨアンダ氏(環境法律支援センター/ELAC)
※逐次通訳あり

40年もの間、日本に鉱石の供給を続けてきたフィリピン・パラワン島の
リオツバ・ニッケル鉱山。
すでに先住民族の生活・文化に多大な影響を及ぼしてきました。
今、鉱物資源の需要の高まりを見越し、鉱山の拡張計画が進もうとしています。
貴重な森林生態系や住民の生活への影響は計り知れません。
長年、同鉱山の環境社会問題について取り組みを続けてきたグリゼルダさんに
お話を伺います。
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<第二回>
■日時:2月4日(木)19:30〜21:30
■ゲスト:カルロス・ソリージャ氏(DECOIN)
※逐次通訳あり

エクアドル・インタグ地方では1990年代から一部の村が鉱山開発に反対し、
自然保全に努めてきました。
しかし2018年以降、拡大する銅の需要もあって、インタグ地方には無数の
多国籍企業が銅鉱山を開設するためにやってきました。
現地の活動家らは自分たちの権利だけではなく、エクアドル憲法で
保障されている「母なる大地の権利」を主張することで、自然破壊が憲法違反
であることを訴えました。
その裁判の経緯と住民運動の現状についてカルロスさんに伺います。
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<第三回>
■日時:2月9日(火)19:00〜21:00
■ゲスト:サハルディン氏(インドネシア環境フォーラム・南東スラウェシ/WALHI SULTRA)
※逐次通訳あり

現在、インドネシアでは次々と電気自動車のバッテリーを製造するための工場が
建設され始めています。
そのバッテリーに欠かせないニッケルの多くはスラウェシ島で採掘されるものです。
しかし、その現場では、これまでのニッケル鉱山開発が陸上生態系の破壊と土砂に
よる海洋汚染など、深刻な爪痕を残してきました。
現地で環境保全活動に関わってきたサハルディンさんにお話を伺います。
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■ 会場:各回Zoomオンライン通信システムを利用したオンラインフォーラム
※参加リンクは申込者にイベント前日までにお送りします

■ 参加費:無料

■ 申込方法:以下からお申込みください。
http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html

■ 共催:
国際環境NGO FoE Japan
アジア太平洋資料センター(PARC)

■ お問合せ:
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL: 03-5290-3455 FAX: 03-5290-3453
E-MAIL: office★parc-jp.org ←★を@に置きかえてください。

※本報告会は環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催いたします。

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[2]2021年2月6日(土) 14:00〜
『終わりのない原子力災害—3.11東日本大震災から10年』
完成記念オンライン・シンポジウム
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/311.html
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2011年3月11日に発生した東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の
事故から10年、「復興」が語られる一方で、いまだに人びとは収束の見えない
原子力災害のもとでの暮らしを余儀なくされています。
原発事故は、多くの生業、暮らし、そして故郷を一瞬にして奪い去り、今も
奪い続けています。
政府の避難・帰還政策は人びとに分断と苦悩をもたらし続けています。
増え続ける汚染水をめぐる国と東電の対応に、漁業者は不安と怒りの声を
上げています。
それにもかかわらず、政府はすべてが終わったかのように原発の再稼働を進めて、
将来的にも原発を主要なエネルギーの一つに位置付けるとしています。
「今も続く原発事故被害の姿を伝え、事故を知らない世代とともに未来の
あり方を考えたい」
——そうした考えから、アジア太平洋資料センター(PARC)とFoE Japanは
このたび、DVD『終わりのない原子力災害—3.11東日本大震災から10年』を
制作しました。
FoE Japanの「ふくしまミエルカプロジェクト」の被害者への取材を踏まえながら、
新たにインタビュー撮影と編集を行い、43分の映像作品としてまとめたものです。
10年たった今も終わっていないこの原発事故から私たちは何を学び、どのような
未来を描くべきなのか。
上映後には福島から二人のゲストを迎えて、お話しいただきます。

【プログラム(予定、敬称略)】
14:00 開会
(1)『終わりのない原子力災害—3.11東日本大震災から10年』上映(43分)
 〈小休憩〉
15:00 後半部
(2)ゲストを交えてのトーク
菅野正寿(二本松市で有機農業に取り組む)
武藤類子(三春町在住)
細川弘明(監修、原子力市民委員会)
松本光(監督、FoE Japan)
司会:満田夏花(FoE Japan)
(3)意見交換・質疑応答
16:20 閉会

■開催日時:2021年2月6日(土) 14:00-16:20 (10分前から入室可能)

■定員:400人

■参加費:500円

■共催:
アジア太平洋資料センター(PARC)
国際環境NGO FoE Japan

■上映作品:
『終わりのない原子力災害』作品詳細
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/311.html

■詳細・申込方法:
https://ssl.parc-jp.org/e/html/products/detail.php?product_id=146

■ お問合せ:
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453
E-mail: office★parc-jp.org ←★を@に置きかえてください。
http://www.parc-jp.org/

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