ぼく、営業成績トップ。いま、終日シュレッダー業務。なんで? ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』 劇場公開

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― ぼく、営業成績トップ。いま、終日シュレッダー業務。なんで?
ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』 劇場公開

アリ地獄天国 公式ウェブ  https://www.ari2591059.com/
ツイッター @ari2591059
ファイスブック AriJigokuTengoku
【予告篇】映画『アリ地獄天国』 https://youtu.be/HJlKqMX_IV8

<受賞歴>
貧困ジャーナリズム賞2019 受賞作品
第20回ニッポン・コネクション第1回ニッポン・オンライン賞 受賞
第2回米国ピッツバーグ大学 日本ドキュメンタリー映画賞 グランプリ
門真国際映画祭2020 ドキュメンタリー部門 優秀作品賞

<映画祭>
レイバー映画祭2019 公式上映作品
山形国際ドキュメンタリー映画祭2019 日本プログラム公式上映作品
第15回トルコ国際労働者映画祭 公式上映作品

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<劇場公開>
●渋谷区/ユーロスペース 10月下旬~
http://www.eurospace.co.jp/

●北区/シネマ・チュプキ・タバタ 11月1日(日)~
https://chupki.jpn.org/

●横浜/横浜シネマリン 秋頃、アンコール上映
https://cinemarine.co.jp/

近日公開予定
●京都/京都みなみ会館  https://kyoto-minamikaikan.jp/
●神戸/元町映画館  https://www.motoei.com/

<先行上映>
●9月17日(木) 19時~(開場:18時30分)
場 所:一般財団法人大竹財団 会議室
定員に達したため、予約受付終了。

●9月26日(土) 13:00〜15:30
場 所:HOWS 東京都文京区本郷3-29-10 飯島ビル1階 小川町企画内
参加費:一般=1,500円
定 員:20名(事前予約制) 電話:03-5804-1656 hows★dream.ocn.ne.jp ←★を@に置きかえてください。
    上映後、土屋トカチ監督による報告有り。
主 催:HOWS 本郷文化フォーラムワーカーズスクール

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ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』
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<解説>
「ブラック企業」や「ブラックバイト」といった言葉が広く認識され、
大きな社会問題となった。それでも法律を無視し、不当な労働条件や
長時間労働を強いる企業は後を絶たない。大企業での過労死や過労自死も
記憶に新しい。政府も「働き方改革」を重要政策とし、労働環境の改善を
求めるようになった。だが、新型コロナウイルスの拡大により先が見えない
状況の中、いまや世界規模で失業や生活の不安が広まっている。

本作は、理不尽な労働環境に置かれた30代の社員が個人加盟の労働組合に
加わり、会社の改善を求めて闘った3年間の記録である。

この不安定な世界で、どうしたら働き方を変えて、自らの尊厳を保ち、
生きていけるのか。この映画の鑑賞体験は、あなたにそのヒントと、
変革の勇気をもたらすかもしれない。

<あらすじ>
とある引越会社。社員は自分たちの状況を「アリ地獄」と自嘲する。
長時間労働を強いられ、事故や破損を起こせば、会社への弁済で借金
漬けになるからだ。本作の主人公、西村有さん(仮名)は34歳の営業職。
会社の方針に異議を唱え、一人でも入れる個人加盟の労働組合(ユニオン)に
加入した。するとシュレッダー係へ配転させられ、給与は半減。
さらに懲戒解雇にまで追い込まれた。ユニオンの抗議により解雇は
撤回させたが、復職先はシュレッダー係のまま。会社に反省の色は見られない。

西村さんは「まともな会社になってほしい」と闘いを続け、
次第にたくましく変わってゆく。

本作の監督・土屋は、仕事で悩む親友の自死を防げなかった後悔とともに、
3年にわたる闘いに密着する。生き残るためのロードームービー(労働映画)。
結末はいかに!

監督/土屋トカチ 『フツーの仕事がしたい』
取材協力/プレカリアートユニオン ナレーション/可野浩太郎
主題歌/マーガレットズロース「コントローラー」
撮影・編集・構成/土屋トカチ 構成/飯田基晴 整音/常田高志
企画/小笠原史仁・土屋トカチ 広告デザイン/信田風馬(創造集団440Hz)
制作/映像グループ ローポジション・白浜台映像事務所
配給/映像グループ ローポジション

日本/2019年/98分/デジタルファイル/DCP上映

■自主上映会も受け付けます。
ただし、ミニシアターが営業中の町では、
劇場公開を優先させていただくことがございます。ご了承ください。
上映に関する情報やお問い合わせは、 https://www.ari2591059.com/  へ。

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主人公・皆倉信和さん追悼記念/『アリ地獄天国』公開記念上映
ドキュメンタリー映画『フツーの仕事がしたい』
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日 時:2020年9月17日(木)~25日(金) 19時50分~(水曜休映)
場 所:シネマ・チュプキ・タバタ 北区東田端2-8-4(JR山手線「田端駅」北口から徒歩5分)
     https://chupki.jpn.org/
料 金:一般 1,500円/シニア (60才以上)1,100円/
    学生・ユース(22才以下) 1,000円/
    中学生以下 500円/チュプキサポーター会員1,300円
予約:コロナ禍のため、席数が限られております。
予約サイト  https://chupki.jpn.org/archives/6240
*日本語字幕・音声ガイド付
*9月19日(土)~22日(火)の上映後、土屋トカチ監督による舞台挨拶あり。

<解説>
「フツーの仕事がしたい」 ・・・状況の差こそあれ、心のなかで
そうつぶやいたことのある人は多いだろう。
本作は、数値的にみれば明らかに「フツー」ではない労働環境に
身をおく主人公が、労働組合の力を借りて、「フツーの仕事」を
獲得する過程を描くドキュメンタリーである。
この主人公の労働状況は特別ひどいケースでありながらも、
どこを切っても、いまこの社会を生きる自分につながっていると思わせる。

彼の口から「この業界では、フツーだと思っていた。」
「(運転は)好きなことだから仕方がない・・。」というような
言葉が飛び出すとき、観る者は彼の問題をぐっと身近に感じるはずである。
もし、あなたが毎日の暮らしに追われ、自分の労働環境について
立ち止まり考えたこともなかったとしたら・・・。

この映画体験は、おそらく自分がより良い状態で
働き生きるための大きなヒントになるかもしれない。

<あらすじ>
皆倉信和さん(36歳)は、根っからの車好き。
高校卒業後、運送関係の仕事ばかりを転々とし、
現在はセメント輸送運転手として働いている。
しかし、月552時間にも及ぶ労働時間ゆえ、家に帰れない日々が続き、
心体ともにボロボロな状態。 「会社が赤字だから」と賃金も一方的に下がった。
生活に限界を感じた皆倉さんは、藁にもすがる思いで、
ユニオン(労働組合)の扉を叩く。
ところが彼を待っていたのは、会社ぐるみのユニオン脱退工作だった。
生き残るための闘いが、否が応でも始まった。

<追記>本作主人公の皆倉信和さんは、2019年10月19日に亡くなりました。享年49歳。

2008年/日本/DV/70分/カラー  https://nomalabor.exblog.jp/

撮影・編集・監督・ナレーション:土屋トカチ」
出演:皆倉信和
取材協力:全日本建設運輸連帯労働組合、皆倉タエ、皆倉光弘
ナレーション:申嘉美
音楽:マーガレットズロース「ここでうたえ」
制作:白浜台映像事務所/映像グループローポジション

以上です。

土屋トカチ 拝

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