マルクス生誕200年記念 映画『マルクス・エンゲルス』

明日4月28日(土)より、マルクス生誕200年記念 映画『マルクス・エンゲルス』が
東京・神保町の岩波ホールほか、全国各地で、順次公開されます。

(以下、案内転載)

マルクス生誕200年記念 映画『マルクス・エンゲルス』公開〔4/28(土)〜 東京・岩波ホール、名古屋・名演小劇場〕マルクス生誕200年記念作品 映画『マルクス・エンゲルス』
岩波ホール: https://goo.gl/hW1Tz7
映画.com: http://eiga.com/movie/88435/
オフィシャル・サイト: http://www.hark3.com/marx/

 今年2018年は、マルクスの生誕(1818年5月5日)から200年にあたる。これを記念して、若きマルクスと盟友エンゲルスを描いた映画『マルクス・エンゲルス』が公開される。

 科学的社会主義を構築したカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの若き日の活躍を描いた人間ドラマ。
 1840年代のヨーロッパ。産業革命が社会構造のひずみから経済格差を生み出していた。
 貧困の嵐が吹き荒れ、不当な労働条件がはびこる社会にいらだちを覚えていた26歳のカール・マルクスは独自の経済論を展開するが、その過激な言動により妻とともにドイツ政府から国を追われる。
 フランスへとたどりついたマルクスは、パリでフリードリヒ・エンゲルスと出会う。
 それはのちに、これまでになかった新しい労働運動を牽引していく2人の運命的とも言える出会いだった。
 監督は「ルムンバの叫び」のラウル・ペック。

上映館:岩波ホール
    都営三田線、都営新宿線、東京メトロ半蔵門線「神保町駅」(徒歩0分)
    A6出口が岩波神保町ビルに接続 同ビル1Fにチケット売り場、10Fが劇場入り口
    アクセス→ https://www.iwanami-hall.com/access
上映期間:2018年4月28日(土)〜6月15日(金)
※岩波ホールは今年創立50周年を迎える。
http://eiga.com/news/20180116/10/

その他の上映館
愛知  名演小劇場(名古屋市、4月28日(土)〜)
     http://meien.movie.coocan.jp/lineup.html
大阪  シネ・リーブル梅田      5/12(土)〜
     https://ttcg.jp/cinelibre_umeda/comingsoon/
北海道 シアターキノ         6/2(土)〜
兵庫  シネ・リーブル神戸      6/9(土)〜
長野  長野松竹相生座・ロキシー1・2 6/23(土)〜
     http://www.naganoaioiza.com/category/1231977.html
三重  伊勢進富座          6/23(土)〜7/6(金)
     http://shintomiza.whitesnow.jp/news/index.htm#COMINGSOON

スタッフ
監督 ラウル・ペック
製作 ニコラ・ブランロベール・ゲディギャンラウル・ペック
脚本 パスカル・ボニゼール

キャスト
アウグスト・ディール カール・マルクス
シュテファン・コナルスケ フリードリヒ・エンゲルス
ビッキー・クリープス
オリビエ・グルメ
ハンナ・スティール

作品データ
原題 Le jeune Karl Marx〔The Young Karl
Marx〕(若きカール・マルクス)
2017年/フランス・ドイツ・ベルギー/118分/スコープサイズ/カラー
配給:ハーク

若きマルクスとエンゲルスの友情は世界の未来を大きく変えた…
永遠の名著『共産党宣言』(1848)が誕生するまでの激烈な日々を描く歴史的感動作

 1840年代のヨーロッパでは、産業革命が生んだ社会のひずみが格差をもたらし、貧困の嵐が吹き荒れ、人々は人間の尊厳を奪われて、不当な労働を強いられていた。
 20代半ばのカール・マルクスは、搾取と不平等な世界に対抗すべく独自に政治批判を展開するが、それによってドイツを追われ、フランスへと辿りつく。
 パリで彼はフリードリヒ・エンゲルスと運命の再会を果たし、エンゲルスの経済論に着目したマルクスは彼と深い友情をはぐくんでゆく。
 激しく揺れ動く時代、資本家と労働者の対立が拡大し、人々に革命的理論が待望されるなか、二人はかけがえのない同志である妻たちとともに、時代を超えて読み継がれてゆく『共産党宣言』の執筆に打ち込んでゆく——。

マルクスとエンゲルスは何を考え、何と戦い、何を成し遂げたのか。
世界中に貧困と格差が拡がる今日、彼らのエネルギーが私たちに突きつけるものとは——。

 レーニン、ゲバラ、カストロ、マンデラ…20世紀を代表する変革の指導者の前には、いつもマルクスとエンゲルスがいた。
 本作はドイツ、フランス、イギリス、ベルギーを舞台に、二人が「今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である」という有名な言葉で始まる『共産党宣言』を執筆するまでの日々をドラマティックに描く。
 監督は『ルムンバの叫び』(2000)、『私はあなたのニグロではない』(16)で知られる社会派の名匠ラウル・ペック。
 彼はマルクスとエンゲルスの思想は過去のものではなく、社会をよりよくするという思いが不滅である限り永遠であると映画を通して語っている。
 とりわけエンド・クレジットで流れるボブ・ディランの名曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」がそのことを強烈に伝えてくる。

カール・マルクス(1818-1883)
 ドイツの経済学者、哲学者、革命家。
 エンゲルスの協力を得てマルクス主義を打ちたて、資本主義の発展に対して、共産主義社会が到来する必然性を説いた。
 資本主義社会の研究は『資本論』に結実。
 世界の有力誌『TIME』『ニューズウィーク』『Forbes』『フィナンシャル・タイムズ』などの表紙にマルクスが登場、1999年のBBC世論調査では、マルクスが20世紀にもっとも影響を与えた偉大な思想家として、2位のアインシュタインを抑えて首位に選ばれた。

フリードリヒ・エンゲルス(1820-1895)
 ドイツの思想家、革命家、国際的な労働運動の指導者。
 ヨーロッパ各地における共産主義運動の結集を目指し、各地で活動を展開、「正義者同盟」を「共産主義者同盟」に発展させた。
 1848年、マルクスとともに共産主義者同盟の綱領として『共産党宣言』を著す。
 マルクスの死後は遺稿を基に、マルクスの悪筆に目を悪くしながらも、『資本論』第二、三巻を編集、出版するとともに、国際労働運動に対する助言を行った。

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