2018年2月4日(日) 『「創共協定」とは何だったのか』出版記念「社会主義と宗教との関係」

 『「創共協定」とは何だったのか』出版記念「社会主義と宗教との関係」(文京区民センター) 長いあいだ社会主義と宗教とは切り離されて理解されてきた。
 しかし、歴史をたどると実は深い関係があったようである。
 近年、下斗米伸夫氏の研究によってロシア革命においては「古義式派」というキリスト教の一派が大きな位置と役割を担っていたことが明らかにされている。
 日本でも明治時代にはキリスト者が初期の社会主義運動と深く関わっていた。

 北島義信氏は、浄土真宗高田派の僧侶であり、南アフリカの反アパルトヘイトの闘いでも宗教者と社会主義者が協力したことを明らかにし、近年は韓国の宗教者と交流を深めている。

 「人間性社会主義」を長く唱えていた創価学会とは何かも探る必要がある。

『「創共協定」とは何だったのか』出版記念「社会主義と宗教との関係」
日 時:2月4日(日)午後1時~
場 所:文京区民センター 3C
    都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分
    東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分
    東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分
    地図→ http://skc-net.jp/info/map/map-kumin-center.htm
資料代:700円
報 告:北島義信さん(真宗高田派正泉寺前住職)
司 会:佐藤和之さん(高校教員)
主 催:ロゴスの会
協 賛:社会評論社
(参加者には村岡到著『「創共協定」とは何だったのか』を特価1500円で頒布します。)

北島義信さん
 著書:『親鸞復興』同時代社、『坊主の品格』本の泉社
 論文:「宗教と平和──霊性を中心に」『フラタニティ』第8号=2017年11月

本のデータ(『「創共協定」とは何だったのか──社会主義と宗教との共振』)
村岡 到著 SQ選書14 四六判 192頁 1700円+税
社会評論社 03-3814-3861
 1964年に創成された公明党は「人間性社会主義」を長く唱えていた。
 創設者の池田大作は、共産党のトップ宮本顕治との対談で「宗教とマルキシズムの共存は文明的課題だ」とまで語った。
 彼が主導して1974年に結ばれた「創共協定」とは何だったのか。
 マルクスの「宗教はアヘンだ」という非難とそれを援用したレーニンによって宗教は排斥されてきたが、〈社会主義と宗教との共振〉こそが求められている。
目次
 「創共協定」の歴史的意義とその顛末
 社会主義と宗教との共振
 愛と社会主義
 戦前における宗教者の闘い
 親鸞を通して分かること

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