2017年8月27日(日) 第37回憲法を考える映画の会『戦う兵隊』『日本の悲劇』

「憲法を考える映画の会」からのご案内(10)

2017年8月10日

【第37回憲法を考える映画の会『戦う兵隊』『日本の悲劇』のご案内】

10回目の映画のご案内メールをお送りさせていただきます。
今回は8月27日に予定しています第37回憲法を考える映画の会『戦う兵隊』『日本の悲劇』を紹介させていただきます。

なぜ、戦争に行かなければならなかったのか?
戦争に負けた時、人々はそれをどう考えたのだろうか?
二つの映画は、侵略戦争の実相を兵士の目でとらえ、
そのとき、その後、人々が何を考えたかを私たちに伝える。

今年は日中戦争という侵略戦争を始めて80年目の年です。
そうした年に、亀井文夫監督が戦中、戦争直後に作った二つの映画を見て、その時、戦争を経験した日本人が、何を感じ何を考えたかを考えたいと思います。

『戦ふ兵隊』は、1939年に制作されましたが、内容が厭戦的と問題になり、検閲によって上映は不許可になり、公開禁止となった「戦意高揚映画」です。

『日本の悲劇』は、戦争直後の1946年の制作。戦争遂行の目的で製作された既存のニュースフィルムをモンタージュして、過去の歴史を批判的に叙述した作品です。
GHQの検閲を一旦通過して公開された後、吉田茂首相の圧力により、再検閲の結果、公開後1週間でフィルムは没収、上映禁止となりました 。
何が問題とされたのでしょうか?

いずれも作品が作られた時代背景、政治・社会情況が大きく違っているため、 現在の価値基準では判断のできないものもありますが、私たちは当時、そういう社会の空気の中で、人々はどのようなことを考えたかを想像し、思い返すために、この映画を見たいと考えました。
「なぜこんな戦争をやってしまったのだろう」「どうしてこんな戦争を防げなかったのだろう」「誰がこんな戦争をはじめたのだろう」「もう戦争はこりごりだ」
そうした人々の“平和への強い希求の意志”そして戦争そのものへの疑問が、第9条「戦争の放棄」をもつ日本国憲法への同意となったのではないかと思うからです。
それは私たちが歴史から学ぶ日本人の意志であり疑問です。

「憲法を考える映画の会」では、日本国民は先の戦争をどのようにとらえたのか、とらえることをしなかったのか、それを問い直す映画を探して見て考えます。そうしたことが現在と未来にどのようにつながり、どのようなものを投げかけているのか、私たち、自分たちの問題として問い直そうと考えています。

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第37回 憲法を考える映画の会
日時:2017年8月27日(日)
13:30~16:30
会場:千駄ヶ谷区民会館 集会室
(渋谷区神宮前1-1-10 原宿駅10分)
映画『戦ふ兵隊』(亀井文夫監督/66分/1939年)
映画『日本の悲劇』(亀井文夫監督/42分/1946年)
参加費:一般1000円 学生500円

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是非お誘い合わせていらっしゃって下さい!

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