2017年7月6日(木) 報告会:台湾エネルギー革命~脱原発方針をかちとった人々の力

報告会:台湾エネルギー革命~脱原発方針をかちとった人々の力(7/6)
http://www.foejapan.org/energy/evt/170706.html

  2017年1月、台湾では電業法の改正で2025年までに脱原発すると決定しました。
 これまで原発のエネルギーを使っていた国が原発の使用停止を明確なタイムライン
をもって決めるというのは、アジアで初めてではないでしょうか。
 これまでも脱原発運動が盛り上がっていた台湾ですが、さらに台湾では近年、
脱原発運動に加え大気汚染や気候変動への懸念から石炭火力発電に反対する
力強い市民運動も起きています。

 台湾はどのようにパワーシフトをしようとしているのか?
 なぜ脱原発を達成することができたのか?
 2017年4月、台湾のパワーシフトの背景と課題にせまるため、FoEは台湾視察を行いました。
 台湾の市民との交流を通して見えてきた、台湾のパワーシフトについて報告します。

 また、世界的な原発企業の現在の状況、日本の原発輸出政策についても報告します。
 ぜひご参加下さい。

日 時:2017年7月6日(木)18:30~20:30(開場18:00)
会 場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
    東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F
    表参道駅(東京メトロ:銀座線・千代田線・半蔵門線)B2出口徒歩約5分
    地図→http://www.keieiken.co.jp/mra_2017/pdf/map_jp.pdf
内 容:
 「台湾のエネルギー革命-台湾視察報告」...FoE Japan 深草亜悠美
 「国際的な脱原発の流れと、没落する原発企業」...プラント技術者の会 川井康郎氏
 「世界に逆行する日本の原発輸出政策」...FoE Japan 満田夏花
 質疑応答
資料代:学生・サポーター無料・一般500円
申込み:一般の方>https://www.foejapan.org/event/event_form.html
    FoE Japanサポーター>https://www.foejapan.org/event/spt_event_form.html
主 催:FoE Japan
    http://www.foejapan.org/energy/evt/170706.html
問合せ:国際環境 NGO FoE Japan(担当:深草)
    Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986 E-mail:info@foejapan.org

(以下は、FoE Japanの メールマガジン Green Earth Express【vol.391】 より転載)

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┃ ★FoE韓国(KFEM)声明:韓国の脱原発社会への第一歩を歓迎する
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6月19日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、韓国国内初の原発である古里(コ
リ)
原発1号機の永久運転停止の記念式典で演説し、原子力中心の発電政策を廃止し、脱
原子力社会への転換を図るとの考え方を示しました。それに必要な対策として、以下
の方針をあげました。
・進行中の新規原子力発電所建設計画の全面的な白紙化
・原発の稼働年数の延長禁止及び月城(ウォルソン)原発1号機の廃止
・古里原発の5号機と6号機新設に関し、安全性・工程率・投入コスト・補償コスト・
 電力設備の供給予備率などを考慮した社会的合意形成
・脱原発ロードマップの迅速な策定 など

韓国における代表的な環境保護団体であるKFEM(FoE韓国)は、「原子力中心のエネ
ルギー政策からの脱却を示し、脱原発エネルギー社会へ第一歩を踏み出した」と歓迎
し、「円満な社会的合意形成に向け、コリ原発5号機、6号機の新規建設は直ちに中止
すべき」「犠牲を強いられてきた原発周辺地域の住民に配慮する対策づくりを行なう
べき」などをもとめました。

電源の3割を原発に依存している韓国。今後の取り組みが注目されます。
                               (深草亜悠美)

▼声明は以下からご覧ください。
https://foejapan.wordpress.com/2017/06/21/kfem_statement

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